2020年6月8日月曜日

大きなタートルネックのラグランスリーブセーター①

編み物学校の課題で作ったものシリーズ。

昨年10月からスタートの今期(コロナの影響で休講中)の
課題2つ目は、ラグランスリーブ。
袖が肩の横からではなく、首の横から出ている形ね。


このデザインはオリジナルがあります。
リッチモア『ベスト・アイズ・コレクション』133号掲載の
風工房先生による
「シンメトリーのケーブル編みの5分丈ラグランスリーブ・プル」です。

この雑誌に掲載された現物が、学校の売店に展示されていました。
この雑誌はめっちゃ攻めてるメイクとスタイリングなので、
雑誌だけ見ると、
「こんなの私着れない。。。」という気持ちになるのですが、
学校の展示は、
ニットとジーンズのミニスカートのシンプルなスタイリングだったので、
とってもかわいかった。

もう年で寒いので、こんなもっこりタートルネックを着る季節に
5分袖とかジーンズのミニスカとかありえないので、
「私はこれを長袖に直して作ろう」と思い、
その分毛糸を買っていました。

雑誌掲載作品は、
ダメージドジーンズのような青×白のグラデーションなのですが、
私がその色を着ると「大丈夫?具合悪い?」と心配されそうなので、
血色良く見える赤系のグラデーションにしました。
(ちなみにその年の限定カラーでした。)

買ったのは、一昨年ですかね。
雑誌が2018年秋冬号ですから。
結局学校の課題制作に追われて、作れなかったんです。

そしたら、今期、課題の中にラグランスリーブがあるじゃないですかぁ!
で、授業の時にこの雑誌を持って行って、
自分で作ろうと思って材料も買ってあるけど、
この課題にこれを提出しても良いかと確認したら、OK。
さすがに雑誌そのままのデザインじゃだめかなと思い、
模様は違う模様にしようと模様集も持って行ったのですが、
自分のサイズと自分のゲージに合わせて設計しなおすと
雑誌通りにはならないから、模様もこのままで良いとのこと。


というわけで、晴れて、この形になりました。

ちなみに、雑誌掲載作品は、
一番下の二目ゴム編から編み始めて、
ケーブル模様との接続は模様をつなげていないのですが、
私は授業の進行上、本体から編み始めたので、
あとから二目ゴム編を編むときに、
ケーブル模様とゴム編がつながるように計算しました。


これ、以前の担当の先生も仰っていたのですが
雑誌とか本とかに掲載する作品を作る場合、
一般の人が混乱しないで作れるように、
極力めんどくさいことを省いたデザインにするようです。
「本のとおりに作れない」という問い合わせが結構大変らしい。
なので、先生ご自身はすごく複雑で芸術的な技巧をお持ちでも、
雑誌や本に合わせて、レベルダウンをするようです。
大人の事情ってやつですね。

そうそう、
私はNHKの語学番組「旅する語学」シリーズが好きなのですが、
今期の「旅するスペイン語」は、
シシド・カフカさんがアルゼンチンを旅しています。
番組内で、カフカさんが大きなタートルネックの黒ニットを着ているのですが、
シャープな顔立ちの美人が大きなタートルネックを着ると、とってもかわいい!
私は首が長くて冷えやすく、頭痛の原因になるので、
この手のタートルネック、すごく良いかもしれないと思いました。

もうちょっと書きたいことがあるのですが、
ちょっと長くなってしまったので、
いったんこの辺で切りましょう。
続きはまた次回に。