2026年1月23日金曜日

編み物のヒント

編み物ブログなのに、
全然編み物の記事書いてなくてすみません。

編み物やるメリットってすごくたくさんあるので、
もっと編み物やる人増えたらいいなぁと長いこと思っているんですが、
あんまり増えてる実感なくて、
何がネックなんだろうなぁとずっと考えていました。

まぁもちろん、まったくやったことない人は
誰かに習わなければならないというのが
最大のネックではあるんですが。

過去に教えた友達含め、
「これがあると難しいなぁ」といつも思うのが、
「素敵なもの作って人にすごいと言われたい」というやつ。

いや、単純に素人がすごいもの作るのって
すごく大変なので。

ほぼ無理。
ほんと無理。

難しいもの作ろうとして、ちょっとでも失敗すると
「これじゃあ人に褒められない」という形で
心が折れてやめてしまう、とか。
がんばりすぎて燃え尽き起こして
一つ作ったきりやめてしまう、とか。

そもそも論で
ゴール設定が間違ってるんだよなぁ。


というわけで、
ゴールポストをずらしてみた。

まず編み物やるメリットを自分のためだけのものにする。
(まぁ「他人に褒めれれたい」というのも自分のためなんだけど笑)


私が世間でず~っと気になってることの一つが、
「スマホ見るしかやることがない」というやつ。
電車の中、カフェの中。仕事の休憩時間。

いや、ほんとに楽しかったり、必要だったりすればいいんですけど、
大概の人は、「つまんね~」って雰囲気丸出しでスマホ凝視してるので。

好きな電子書籍読んでたり映画見てたり、
仕事忙しすぎて電車乗ってる時間しかメールチェックできない(そういう上司いた)とか、
そういう方は全然いいんですけど。

つまんねーことをつまんねーと思いながらやるのって
人生の最大のロスじゃないですか?
生活費稼ぐ仕事のことじゃなくて、
自分の自由時間がつまんねーことをつまんねーと思いながらやることしかないって、
考えてみたら嫌じゃない?

そういう時間、編み物できたら、
今日一日では何もできなくても、そのうち服が一着できたりする(笑)。

スマホ眺めるのと違って、
好きな音楽でも聴きながら編み物やっていると、
「他者の考え」が入ってこないので、楽ですよ。
ネット記事にしろ動画にしろ、通販サイトにしろ、
他人の考えをひたすら受け入れ続けるのってすごくしんどい。
本当はもう聞きたくない。もう見たくない。だから「つまらない」。

編み物やる人は「無になれる」って言ったりします。
ひたすら同じ手の動かし方をして
何も考えない。
そういう時間。

結構疲れてるんですよ、脳みそが。

好きな音楽で耳ふさいで、
編み物で周りの事から目をそらしてると、
満員電車でも自分は静かでいられます。
電車がトラブルで止まっても、状況落ち着くまで待つか、と座っていられる。
混んでる特急や特快じゃなくて、鈍行で座っていくか、とか。
日々の荷物は増えますけどね(笑)
編み物グッズと音源と、水筒と飴。長時間に耐えるための(笑)


あと、作るものをアウターじゃなくてインナーにする。

初心者がアウターは難しいです。
人に見られるので。
どんなにがんばって作ったって、
人から見て「ださっ」と思われるレベルの仕上がりだと、
着る気が失せるでしょ。
で、「あんなにがんばったのに」と徒労感に負けて編み物やらなくなる。

インナーだったら、失敗しても誰にもバレないので。
技術もアウターより下げられます。

いやもちろん、絢爛豪華なインナーを作ってお召しになるのも
最高に粋ですけども。
今はそういう話じゃなくて(笑)

私のおすすめは、
輪編みで毛糸のスパッツとインナーセーターを作ること。

スパッツとインナーセーターっていうと若干おしゃれ感ありますが、
一昔前の言葉でいうと
ズボン下とババシャツですかねぇ。
ズボン下はさらにその昔は股引(ももひき)とか言いましたかねぇ。
昭和の人しか知らないかもしれませんが。

まぁ今の人がヒートテッ〇インナーとしてお店で買っているものを、
自分で作っちゃえ!という感じです。

私自身はもう何年も、
ユニクロとか無印の薄手のタートルネックセーターを
インナーとして着ています。
ブラの上に直接タートルネックセーター着て、
その上にセーターやパーカー着たりします。

私は昔から自律神経が弱くて、
変なタイミングで大量の汗をかいたりしていました。
まぁ更年期障害で言われる症状が、
若い時からずっと続いていました。

そして極度の冷え症でもあったので、
大量の汗をかいた下着をそのまま着ていると
体が冷えて本当につらい。

でもそれが、綿や化繊ではなくて、
ウールだとそれほど冷えないということに気が付きました。
これは昔から、
雪山で遭難した時に「毛の下着を着ていた人は助かるが
綿の下着を着ていた人は助からない」と言われているやつです。
シルク含む獣毛は、濡れても体温を保ちます。

あと、獣毛は体の毒素を排泄すると言う人もいます。
まぁ動物の毛なので、生き物が生きていくために
体の中にあったら害のあるものは、
体の外に出してしまった方が生き残る確率高まるので、
そういう風に進化したとも思える。

なんで、「冷え取り」なんかでは
絹の靴下を肌につけて、その上に綿の靴下を重ねて…とか
そういう考え方が生まれてきたわけです。

現代の西洋医学でどう評価・検証されているかはわかりませんが。
(なので医療行為としてではなく、日々の養生として使っていただきたいですが)

まだ編み物やったことない人は、
試しにユニクロや無印のウールのタートルネックセーターを、
ブラの上に直接着て、一日過ごしてみてください。
「うぇっ、良くない?」とびっくりすると思います。
特にちょっと動いて汗をかいた後なんかは、
綿や化繊の下着を着ている場合と全然違います。

私は、毎冬白と黒のタートルネックセーター3枚ずつ買ってました。
新しいのを外出する時に着て、
去年のを家で過ごす時に着る。パジャマとしても。
ということやってたんですが、
昨年夏にちょっと予算オーバーすることやらかしちゃって、
今年はきっつ~。
私のやらかしだけじゃなくて、
自民党のせいで物価上がりまくって生活きっつ~。
物価上昇、税金高い、給料上がらないとかは、
ちゃんと都度都度「自民党のせいで」と枕詞を置いて
不満を言いましょう。
誰の責任であるかを明確にする必要があります

で、家で着る分、自分で作るか、と。


私のおすすめのレシピは、
『冷えとりあったかアイテム 毛糸のパンツ』(朝日新聞出版 2020年)に
掲載されている毛糸パンツ「C」のアレンジ。


このレシピ本、本当に素晴らしくて、
いろいろな毛糸のパンツと靴下の編み方が載っています。
女性が自分で自分を愛していたわるために、
ぜひ一冊持って、自分のためのものを作っていただきたいなぁと思う、
私の鉄板おすすめ本(笑)

本当にいろいろなデザインややり方が掲載されているので、
技術やお好みに合わせていろいろチャレンジしていただきたいと思いますが、
今回の私のおすすめは、
輪編みでグルグル編む一番簡単なデザイン。

実は編み物やる上での障壁の一つが、
「編んだだけじゃ着ることができない」というもの。

どういうこと?

今、日本で普及している編み物のレシピって、
棒針2本で平面を編んで、
その後、裁縫で洋服作るときのように
縫い合わせるタイプのものが主流です
(編み物の場合は「とじ・はぎ」と言って技法もちょっと違いますが)。

編むだけでも大変。
編みあがった~!!!と思ってもまだ「とじ・はぎ」が待っている。
「とじ」「はぎ」という違う技法を教えてもらわないといけない。
初心者、心折れるでしょ。

編み物学校の先生も、課題提出あおる時に、
「編みあがって何割仕上がったと思いますか?
6割行ってないと思ってください」ぐらいに言ってました。

編み物学校のクラスメイトにも、
「編む作業が好き」と言って、
編むだけ編んでやめちゃって、
形になってないセーターいっぱいあるっていう人いました。
気持ちはわかる。
気持ちはわかるが、着れないと意味ない。
(ま、その人は「編むこと」だけを楽しんで満足したんだろうけど)

なので、
「できるだけめんどーを省きましょー」という発想で、
輪編み、おすすめ。

筒形に編めるので、すでに服に近い。

スパッツなら、
おしり部分を筒形に編んだ後、
二つに分けて足部分をそれぞれ筒に編む。

セーターなら、
胴体を筒に編んだら、肩をとじて、
袖2本を筒に編んで、首をタートルネックに筒に編む。

どうすか?
棒針2本で平面編んではぎ合わせるより、
楽じゃない?

で、あと棒針2本で平面を編むのって、
表面を編むときの「表編み」と、
ひっくり返して裏側を編むときの「裏編み」の、
二つの編み方をするのですが、
その裏編みが実はちょっとめんどくさいのよね。
表編みだけガーっと編んだ方が作業は全然早い。

編み物って本来は輪編みで表編みだけをするものだったと
聞いたことがあります(読んだかもしれない)。

じゃあなんで2本針で平面を編むのが主流なのかというと、
体に合わせてより立体的にするための調整や、
デザイン性を高くするため。
でもそれ、どっちみち初心者にむずかしいでしょ。

あと、昔は輪編みって4本針使ってやっていたので、
2本針の方が何かと利便性が高かったんじゃないかなと思ったりします。

ただ!今!日本には救世主がいるんですよ!!!
(諸外国の事情はわかりません)

このブログのむか~しの記事でもおすすめしたことのある、
チューリップ㈱の切り替え式輪針キャリーC
という救世主が!!!
マジ神なんで。
ほんとに神なんで。
拝んでください。

輪針は、4本針と違って、
針の持ち替え気にすることなく、
ずーっと永遠にグルグルグルグル編み続けられる優れもの。

このチューリップ㈱のキャリーCは、
コードと針を付け替えられるので、
針の号数、コードの長さ、自由に変えられるんですね。
これ、ほんと神なんで。
輪編みだけじゃなくて、2本棒針の代わりにも使えるので、
これから編み物始める方には、
キャリーCだけ買うように言います、私は。

で、それにプラスして、
近畿編針㈱のSeeknitシリーズの靴下輪針。
商品名としては「非対称輪針23㎝」かな。
スパッツの足部分とか、セーターの袖部分は、
キャリーCのコードだと長すぎ。
「非対称」って何?っていうと、
靴下針、ちっちゃいんで、利き手側が1㎝長くて編みやすくなってます。
(ま、私持っているの非対称じゃない昔のやつなんですけど(笑))

この近畿編針㈱の針先、本当に良くって、
私大好きな型です。
で、近畿編針㈱さんも切り替え式輪針出してるんですけど、
切り替え部分が故障しやすいのね。
(それは他の編み仲間も言っていた。今は改善してるかもしれませんが)
なので、メインの輪針としては、
チューリップ㈱のキャリーCがおすすめ。
で、足や袖、靴下を編む小さい輪針は近畿編針㈱のSeeknitがおすすめ。

で、さらに靴下や帽子を編む場合には、
最後に絞る作業が必要になるので、
絞るための4本ないしは5本の短針が必要になります
(輪針では絞る作業ができません)。

まぁとりあえず、帽子も靴下も編まん!という人は、
輪針だけご用意ください。


で、いつものことながら、
まただいぶ長くなっちゃったので、
いったん記事を切ります。
次回で具体的なやり方とか、裏技とか、
おすすめの材料とか、
書いていきたいと思います。

2025年12月28日日曜日

柚子の季節に

柚子の季節が終わる前に書いておきたくて、
エコの記事の前に別記事挿入します。
これも食についての話なんですが、
もう番号つけるのめんどくさいので、連載形式やめます(笑)


私の住んでいる地域だけかもしれないのですが、
今年はかんきつ類とか柿とか当たり年のようで、
近くを歩いていると、
あちこちのお庭で柚子だのミカンだの柿だのなりまくっています。

かつ、どこのお宅もどうしたらいいかわからなくて
持て余しているようで…。


私昨年、実家の庭の柚子を使って
ゆず茶を仕込みました。
韓国の方のサイトでレシピが紹介されていて、
その通りに作りました。

その方が仰るには、作った冬に飲み切るならはちみつで、
もっと長く持たせたいなら砂糖で漬けるとよいとのことでした。

私ははちみつで漬けたのですが、
今年前半、いろいろあって(いろいろあるのはいつものことですが)
飲み切れませんでした。
で、2か月くらい前に冷蔵庫の中に
未開封のゆず茶が1ビンあることに気が付いて、
どうしようかな、と。
見た目も匂いもおかしくないから大丈夫そうなんだけど、
1年くらい放置してるし、でも捨てるのももったいないし…。

で、お湯注いだだけで飲むの若干不安だけど、
加熱すりゃいけるんじゃね?と思って、
パウンドケーキに入れて焼いてみたら、激うま。

いや、バナナとクルミのケーキ焼こうと思って、
いい具合に傷んだバナナ買ってきてたんですが、
味見で1本食べたら美味しすぎて全部食べちゃったんですよ(笑)
あれ、ケーキ何で焼こうかな、と。

バナナとクルミのケーキのレシピって結構応用が利くので、
料理する方は知っておくと便利かも。
つぶしたバナナ(&クルミ)を入れる部分を、
水気の多い他のものに代用することができます。

私は今回のゆず茶(つまりジャム類でもOK)、
ヨーグルト・ラムレーズン・ホワイトチョコで作ってみましたが、
どっちもめちゃくちゃ美味しかった。
オレンジ風味の焼き菓子食べたいときって
製菓材料店でわざわざ外国産のオレンジピール買ってたんですが、
いや、バナナケーキのレシピ使えば、
もっと手に入りやすい柑橘風味のものって、山ほどあるじゃん。


で、この経験があったので、
ゆず茶余っても全然OK!と思って
当たり年の今年、ゆず茶漬けまくることにしました。

一度に全部やると本当にしんどいので、
何回かに分けて漬けてます。

ゆず茶は、刻んだ柚子とはちみつをビンに入れて
2週間くらい熟成させるのですが、
1回目に漬けたとき、
用意したビンに入りきらなくて、ちょっと余っちゃったんです。

どうしたらいいかわからなくて、
とりあえず紅茶淹れて残ったゆず&はちみつ入れてみた。
これが普通にめちゃくちゃおいしい。

え、私、また先入観にやられてた?

紅茶に入れるのはレモンと砂糖じゃないといけないと思ってた???

柚子とはちみつで、全然おいしいんですけど???

そういや夏にはオレンジのはちみつ漬け作ってハニーオレンジティーとか
作ってたけど、あれもオレンジじゃなきゃいけないと思ってた???
ま、ぶっちゃけ、オレンジの代わりに日本の夏ミカンで作ったら
あんまり美味しくないなと思ったことはあったんですが、
甘味足りなかったら、はちみつの量増やすなり、
飲むとき砂糖足すなりすりゃいいのよね。

紅茶に入れたり料理に使うために、
ビン入りのレモン果汁買ったりしてたんだけど、
どこのメーカーのはイスラエル産のレモン使ってるとか、
裏の産地表示チェックしたり、
ちょっとなんか疲れちゃってたのよね。

あと、近年スペイン語勉強しているもので
中南米の文化にも親しんでいるんですが、
セビチェという美味しい料理があるんですよ。
魚介と野菜・豆・果物なんかを使った
マリネのようなサラダのような、日本人が好きな味。
地域によっていろいろなレシピがあるので、
お好みのものを見つけていただくといいなと思うのですが、
特徴的なのが、酸味にお酢じゃなくて柑橘類を使っていること。
レモンだったりライムだったりということだと思うんですが、
これも柚子で良くね?

つか、ライム使う料理・飲み物、柚子で良くね?

いや、もちろん風味違いますよ。

でもジャパニーズ・ライムとか言っちゃって柚子使って良くね?
自分と、近しい人が楽しむ分には。

柚子じゃなくても庭に夏ミカンみたいなのなる木があるなら、
それで良くね?

以前、エコロジーカフェのキッチンで働いていた時、
キッチンメンバー全員女性だったもので、
フルーツもよく使っていたのね。
夏ミカンみたいな柑橘の加食部分をサラダに和えたり、
キンカンをサツマイモと煮たり。

そのお店は無農薬の食材を使っていたものだから、
夏ミカンの中身だけ総菜に使ったら、
皮は冷凍保存しておいて、後で砂糖で煮てマーマレードにして、
マフィンに焼きこんだりとか。
いや、ほんと、食べ物・料理が好きな私としては
心癒される経験でした。

ただ、これを自分でやろうとすると、
無農薬の食材手に入れるのが大変。
というか、無農薬の店はあるが、高い。

贅沢な話よな、と思ってはいたのだが、
あるじゃん、庭に。
自分の庭なくても、実家の庭とか(笑)
今は隣近所との関係性づくりが難しいから、
おすそ分けはあんまり機能しない地域も多いけど。

エコロジーカフェで働いていた時は、
スタッフ同士のおすそ分け結構ありました。
実家から送ってきたもの(それこそ柚子)が食べきれない、とか、
自分の畑でとれたものが食べきれない、とか。
そういう信頼関係がある場所だといいんですけどね。
信頼関係以前に「料理するのか?この人」から始まって
おすそ分け言い出せなかったりすることもありますが。

あと、そのカフェで「塩レモン」なるものを作っていて、
鶏肉に合わせたりしていたのですが、これが絶品。
というか、フレッシュネスバーガーでも
「ねぎ塩レモン」なる味付けがあって、
それが好きだったことを思い出しました。

で、「塩レモン」作ってみたんですよ、実家のレモンがなった時に。
ちょー簡単。
レモン切って塩漬けして熟成させるだけ。
で、塩レモンとネギを一緒に叩いて少しなじませたら、
焼いた鶏肉に載せてどうぞ。
鶏肉に限らず、ちょっとさっぱりしたタレで食べたいものには
なんでも合いそう。
(ちなみに料理で「叩く」という表現が出た場合は、
「包丁で細かく刻む」を意味している場合が多いです。
特に、私のような年配の人が使っている場合(笑)
若い人はあんまり使わないかも。
「包丁の背で叩く」とか「ビン底などの鈍器で叩く」という場合もありますが)

塩レモンはモロッコ発祥の調味料なのだそうですが、
皮までまるごと使うので、
庭に柑橘類のなる木があるなら、それ塩漬けするといいんじゃね?
農薬の心配いらないし。
まぁホコリや排気ガスはかぶってるので、
よく洗わなければいけないのは他のものでも同じですが。

というわけで、
私は今、柚子をはちみつ漬けにしてビンに詰めてます。
ゆず茶が一段落したら塩漬けも作ります。
あと、はちみつ漬けだけじゃなくて、
コンポートにするのもありかと。
コンポートはワイン・砂糖・スパイスで果物を煮た保存食。
ま、要は一度に食べきれないものとか、
そのまま食べてもあんまり美味しくないものを、
アルコールや糖分や塩やら使って、保存性高くして
味も調える、ということ。
先人の知恵です。


この、庭の果物豊作の近隣眺めてて、
いや、日本、食べ物あるんだわ、と改めて思ったのね。
庭の果樹に肥料やったりしてないのよ、どこの家も。
何十年と植わっていると、毎年勝手にマイペースに果物なるんだわ。
豊作の年とそうでない年とかは、もちろんあるんだけど。
家主が高齢でもう老人ホームとかにいらっしゃるんだろうなぁと思われるお宅の庭も、
果物本当によくなっている。

でも、世の中がおかしいから、
こういう食べ物無視して、
給料が上がらず物価だけ上がって、食べ物が買えない、
という状態になっている。

いや、どうしたらいいんだろうね。
食べ物、あるの。
でも、料理できないの。
あるものをどうやって食べられるようにしたらいいかわからないの。

だって、私が「ゆず茶余ってもケーキに焼きこんだらいいから全然OK!」とか言っても、
ケーキ焼く習慣のある人、どのくらいいるの?て状態。
ケーキ焼けるオーブン持ってる人、どのくらいいるの?
電子レンジはあっても、オーブンはどうだろう?
まぁ、オーブントースターでも小さいものは十分焼けるけど。

それにゆず茶作るのも結構な刻み作業があって、
刻み作業に慣れていて、よく切れる包丁がないと、無理。
あんまり料理しない人って「切れる包丁」怖がったりするし。

そうすると、自分ちの庭や実家の庭・知人の庭にいろんなものがなっていても、
「料理する」という選択肢が消えて、
「スーパーでいくらで果物が買えるか」という思考回路になる。

どうしたものかね、こういうの。

昔、実家の庭にキウイの木があったんですが、
とんでもなく実がなるのね。
「キウイは売るほどなる」って言うらしいんですけど。
昔、祖母が住んでた団地にもキウイの木植えてる方いて、
死ぬほどなってた、ほんとに。
フツーの家の庭にこんなになるのに、
なんでニュージーランド産のキウイ売ってるのよって話。
(ちなみにキウイの木はマタタビの仲間なので、
他所んちの猫がキウイの木の下でくつろいでたりもします。)

甘くなかったら、コンポートなりジャムなりにしたらいいじゃん。
ホットケーキミックスで焼いたホットケーキだって、
キウイジャムとバニラアイスとか乗っけたら、
おしゃれスイーツよ?
そんなオサレなもの家で作れるのに、
大して美味しくもないのに高いカフェスイーツ、必要なくね?
いや、めっちゃ美味しい店はいいのよ。
「あの店のあれが食べたい!!!」つって行く店は。
でも、懐具合もいまいちで、なんか疲れて寂しくて、
甘いものでも食べたいなぁ…みたいな時。
自分を慰めたい気持ちと、財布と、相談、みたいな時。
「あ~、家に帰ればあれ食べられるなぁ」と思えば、
カフェのメニューの値段見比べてウロウロ歩き回ること減らない?

ま、これにはちょっとコツがあって、
ホットケーキ焼くときに多めに焼いておいて、
適当な大きさに切ってラップして冷凍しておくと良いです。
疲れて帰って来た時に、ホットケーキミックスといえども
一から焼く気力は、私にもない(笑)
ホットケーキじゃなくても、
スーパーで売ってる切り落としのバウムクーヘンとかカステラの類、
切って冷凍しておく。
で、食べたいときにレンジでチン。
バニラアイスと作ってあったフルーツジャムとか乗っけると、
冷蔵庫の中のものいじっただけで、
さっき見たカフェスイーツより豪華なものできちゃうんです。

まぁ、お金ある方は、カフェ行こうがどうしようが、
お好きになさればよろしいんですけども。
人が作ってくれたケーキ、人が淹れてくれたお茶が、
心を癒すことがあるのも事実なので。

なんか話がまた脱線しましたが。

近所を歩いていて、
古いお宅や、お子さんの代がそのまま家を継いでいるようなお宅は、
以前からのお庭が維持されていて
花が咲いたり果物がなったりしているのですが、
持ち主が変わって、建物立て替えて…というお宅は、
お庭を造らないことが多いように見受けられます。
まぁ、庭作っちゃうと植木屋さんにお願いしたり、
自分でもやらなきゃならないこと山ほどあって、
大変なのはもちろんその通りなわけで。

ただ、敷地いっぱいに立った新築の大きな家と
コンクリートの駐車場に家族の人数分くらいの車が停めてあるのを見ると、
すんごい複雑な気持ち。
一つは、純粋にその経済力がうらやましい。
私は「会社勤めがもうできない」と認識した時からずっと、
経済的に立ち行かなくなって自死、という可能性が
頭の中に常にあるので、
いや、こんな立派な家建てて、こんなでかい車何台も買って、
私が抱えている悩みをこの人たちは感じることがないんだなぁ、
という、本当にその安心感がうらやましい。
一方で、今は大丈夫と思っているんだろうけど、
こんなに身ぐるみ剝がされたような生活でいいんだろうか?という感覚。

もちろん、身ぐるみ剝がされた生き方しているのは私なんですけども、
日本の常識で言えば。

何と言うか、タワマンに住んでいる人にも感じるんだけど、
そういう経済力とか社会的立場とかは純粋にうらやましんだけど、
何かあったらどうするんだろうな、と思うんですよ。

数年前には5kg 1,500円で買えてた米が、今5,000円近くするわけじゃないですか。
で別に日本の米がとれなくなったわけでもなくて、
日本の米を輸出すれば自分の懐にお金が入ってくる政治家がいて、
アメリカの米を輸入すれば自分の懐にお金が入ってくる政治家がいる、
というだけの話なんですけども。
でも、庶民の立場では1,500円だったものを5,000円で買うしかない。
ありふれたものの代表格だった米でさえ、この始末。
コロナ自粛時や災害時にトイレットペーパーなくなるとか、
そういうことも昔からあるわけで。

なんだろうな、とても裕福な特権階級だから大丈夫、
と思えるほどの金持ちなのかな。
よくわからないんだけど。実際そういう人もいるんだろうけど。

ただ、新築の大きな家にコンクリートの駐車場にたくさんの車を持つこと、
駅前のタワーマンションに住むこと、
が、成功している人のルートみたいに思われて、
たくさんの人がそれを目指すようになると、
それだけ「市場価格に振り回される人」が増える、
と感じるのね。
なんかあった時にパニックが起きやすくなる。

さっきキウイの木について触れた時、
「祖母の住んでいた団地」と書きましたが、
その団地とは、青山表参道を一本奥に入った都営住宅でした。
今はもう建て替えられて金持ち向けのタワマンと都営住宅になっていますが、
先日のオリンピック前までは、昭和そのままの団地がありました。
その団地では住民が庭の部分を畑にしていて、
本当にいろいろなものがワサワサなっていました。
祖母が生きていた当時、祖母は生ごみをゴミ回収に出さず、
畑に直接埋めていました。
コンポストとかも使わず穴ほって埋めてました。
それでナスだのキウイだのがワサワサなっているので、
長年ミミズだの良い菌だのが住み着いている良い土壌なんだなぁと思いました。
もう今は跡形もありませんが、
ほんの数年前まで、青山の表参道一本入ったところに、
そんな団地があったなんて、想像できますか?
生ごみ直接畑に埋めて、その畑から「売るほどの」キウイとか野菜が取れるような、
なんかもうちょっとしたユートピアですよ。
青山みたいな土地で、そんなことができてたんです、
長い年月、住人がそうやってきたので。

私が言う「身ぐるみ剥がされた」の感覚って、こういうことです。
都営住宅の住人なので、決して金持ちではありません。
でも、どうやって生ごみ出すかとか考える必要もなくただ階下の畑に埋め、
食べきれないほどの野菜や果物が何かしらかいつもなっている。
突然日本円が紙くずになっても、とりあえずそこでは食べ物が生まれてくる。
もちろん、水や燃料やその他もろもろ、
生きていくのに必要なものはたくさんあるので、
そこが完全な自給自足共同体だったと言うつもりはありません。

でも天候が悪くて不作なのではなく、
政治経済的な事情でなにがしかの食べ物が市場から消える時、
それが庭から取れたら、気が楽じゃないですか?
もちろん団地の庭で米作っていた人はいなかったと思いますが。
でも米やばそうだからイモ植えとこうか、みたいな判断はできる。
果物高くて買えなくてつらい気持ちになるときも、
庭の柑橘で作ったジャムとかあったら、
買わなくても果物楽しめるじゃないですか。

こういう感覚って、
もっとたくさんの人と共有できたらいいなと、
私は思ったりするのですが、
どうしたらいいでしょうね。

ちなみに私、
一人で黙々と大量の柚子をゆず茶に仕込んでいたら
作業多すぎて心折れそうになることが何度かあったんですが、
「みんなで季節の果物を仕込もう☆」ワークショップとか
やるといいんですかね。
食品は食中毒とかいろいろ難しい要素が多いんで(特に保存食)、
友達でそういうことを望む人がいたら、一緒にやる?みたいな感じかなぁ。

2025年12月6日土曜日

リサイクルよりリユースだと思うんだけど、エコというより視点の話①

タイトル長くてすみません。

エコロジーって実はいろんな視点があるでしょ。
で、現時点で、複数の視点からのエコロジー論が
それぞれぶつかって矛盾したりするわけですよ。

それはエコロジーに限ったことじゃなくて、
世の中全般、実は物事ってそうなっているんだけど。

だから、エコロジーを通して、
複数の視点の言い分を見てみて、
この矛盾をどうしたらいいだろう?と考えるということをしてみよう。

それが何に役立つかというと、
誰かが「これが絶対に良い」と言い出した時、
そして、世の中が「そうだそうだ、それが正しい」と同調する時、
「え、本当にそう?」と立ち止まることができるようになる。

例えば、「ロシアが悪くてウクライナが良い」という時。
「人質をとったハマスが悪いのだから軍事制裁すべき」という時。
この二つの例は、現時点で国際政治について良心的であることを
自任している人であれば、
「それはおかしい」と思うであろうもの。
でも、それが「わからない」時というのがあったのも事実。
その時に「大きな声が言っている善」に対して、
自分が確信を持てるまで立ち止まることも必要。

その練習として、
ちょっといろいろなエコの考え方を見てみよう。

*******

私は海で遊ぶのが好きなので、
エコロジーの中でも「水を汚さない」ことに力点を置いています。

何十年も前に小笠原のサーフショップ「RAO」さんで知った
「海へ…」という洗濯洗剤をずーっと使っています。
「RAO」さん私が小笠原に通っていた当時、
ドルフィンスイムのボート出していました。
思い出話はきりがないので今はしませんが、
「海へ…」は、湘南発祥のがんこ本舗さんが作っている洗剤で、
「水のエコ」言い出したらまず「海へ…」でしょ、
くらいのポジションです。

今はちょっと気の利いたお店ならどこでも売っているので、
気になったら調べてみてください。
洗濯洗剤としてはめちゃくちゃ高いですが、
シルク・ウール・カシミヤなどの獣毛や、
ダウンも洗えます。
なので、私がクリーニングに出すものは
コートやスーツなどのアイロンかけが難しいものだけ(笑)
編み物やる人にも最適です。

で、このがんこ本舗さんに限らないのですが、
「水のエコ派」が推奨している皿洗いの方法は、
基本的に「ふきとり」式。
食器や調理器具についた汚れをあらかじめ拭き取ってから
洗いましょう、というもの。

私の場合はアルカリイオン水(クリーンシュシュとか)を
スプレーして古布で拭き取ってから石鹸で洗う、という洗い方をしています。
(がんこ本舗さんの食器洗い洗剤は石鹸よりもエコですが、
 私は今は石鹸使っています。)

まぁこの洗い方は、「水のエコ派」からすると
そう異論のあるものではないんじゃないかと思います。


一方で、別のエコの視点で、
「可燃ごみの水分をできるだけ減らす」という考え方があります。

可燃ごみを燃やすために化石燃料が必要になるので、
可燃ごみの水分を減らして燃えやすくすれば、
それだけ化石燃料にまつわる弊害を減らすことができる、
という考え方。

なおかつ、現在のゴミ焼却施設(清掃工場という言い方をするみたいですね)、
焼却熱で発電もしているので、
可燃ごみが良く燃えてくれれば、少ない化石燃料で発電もできて、
原子力発電所はもちろん
火力発電所の比重も減らしていくことができるわけじゃないですか。

比較的記憶に新しいところで、
日本の政治史の汚点に残るであろう「安倍のマスク」、
倉庫に大量に保管してあって費用もかさんでいたのをどうにかしろと言われて、
岸田が対処して「燃料資源として再利用した」みたいなこと言っていたじゃないですか。
要は「焼却処分した」っつーことなんですけど、
今の日本の焼却施設は発電してるから、
「電力供給のための資源として活用した」と言っても嘘にはならない。
でも「何の役にも立たないので燃やして捨てました」と言うべきだけどな。

覚えてますか、皆さん。「安倍のマスク」。
カビてたとか虫が入っていたとか、とてもじゃないけど衛生用品として機能しない品質、
1世帯に2枚とかいう枚数、国から請け負ったとされる会社がペーパーカンパニーとしか思えないような辺鄙なところにある粗末な建物、莫大な税金、ミャンマーの軍事政権に金が流れたんじゃないかとか、その他もろもろ、
何にも解明されてないし決着もついてないのに、
いまだに自民党政権ですよ、この国。

「安倍のマスク」レベルの政治的汚点が目白押しで、
もう頭のメモリーパンクして無感覚になってるでしょ、日本人。
(っていうかこのブログ、海外の方がいつも見てくださっていて、
日本人ほとんど見ない(笑))

まぁちょっと皮肉を言いたかったんですけど、
要は、可燃ごみが良く燃えれば、
化石燃料の消費を削減できますよっつーことです。
私もそれには異論ありません。

で、この「可燃ごみの水分を減らす」エコ、
生ごみの水分を減らす、というやり方があります。
お茶殻とかティーバッグとかギュッと絞って捨てる、とか、
三角コーナーとか排水溝にかけたネットを、
しっかり絞ってから捨てる、とか。
手をかける方は、生ごみをベランダで少し乾かしてから出す、
という方もいます。

私も生ごみ絞って捨てる、はやるのですが、
その「生ごみの水分減らす」という考え方からすると、
私は、汚れた食器にスプレーで水分吹き付けて古布で拭き取って…という、
「生ごみの水分を増やす」洗い方をしているわけです。
でもほら、「水を汚さない」という観点ではそうするべき、というね。

まぁもちろん、生ごみを極力ぬらさないまま捨てる、ということもしてますけど。
野菜など食材を処理した時に出る生ごみを直接ゴミ袋に入れて、
三角コーナーや排水溝のゴミ受けは洗う時に出るものをキャッチするだけ、
というような使い方。

あと、そもそも論で「生ごみを出さない」という考え方があって、
コンポスト(段ボール版もあり)とか使ってたい肥にする、
というやり方も昔からあるんですが、
今の生活だとたい肥ができても使えないという家庭も
少なくないかと思います。
新築マンションだと、生ごみディスポーザーとかいって
生ごみを粉砕して下水に流すタイプのキッチンがあるようなのですが、
それは「論外」(笑)。

この「可燃ごみ焼却に使う化石燃料を減らす」という考え方を知ったのは、
かれこれ四半世紀近く前でした。
図書館で借りた本で読んだので、
著者もタイトルも忘れてしまったのですが、
ゴミ処理やリサイクル業をされている方が書いたものでした。

当時日本では「マイ箸」運動が盛んでした。
飲食店で割りばしを使わずに、自分の箸を持ち歩いて使い、
森林資源を保護しよう、という運動でした。
が、この著者はそれに否定的でした。

割りばしのような細かい木材は燃えやすいので、
ゴミの焼却施設で火力を保つのに役に立つ、と。
逆に割りばしのようなものがないと、
燃えにくい生ごみや質量の高いものを燃やすために、
化石燃料をたくさん使わなければならなくなる。
例えるなら、キャンプやバーベキューなどで火を起こすときに、
薪に直接火をつけても燃えないので、
枯れ枝などの細かくて燃えやすいものを集めて火を大きくして、
薪に徐々に引火していくイメージ。

それから、
割りばしは間伐材や建築材料としては使えない端材を使ったもので、
その端材が「割りばし」として商品価値を持つことで、
林業を経済的に支えることにもつながっている、と。

私はエコロジー意識が強かったものの、
こういうことを知らなかったので、かなり驚きました。

さらに、
リサイクルばかりが喧伝されているけど、
リサイクルに必要なエネルギーのことを計算しているのか、
といったことも言っていました。

各家庭からリサイクル資源を集めるエネルギー(人力・機械運送)、
リサイクルするために必要な設備・エネルギー、
リサイクル品をリサイクル品として流通させるエネルギー、
そういったものすべてを勘案した場合、
使い捨てよりもリサイクルした方が余計に環境負荷がかかっていることの方が多い、と。

本当にこれ、四半世紀くらい前に読んで初めて知って、
頭殴られるくらいのショックを受けたんですよ。
で、さらに今、ゴミ焼却施設の性能が上がって、発電してるでしょ。
え、だったら燃やしちゃった方が良くない?って。

数年前に、X(ツイッター)でゴミ収集業者さんのポストがバズっていたのですが、
資源ごみの「雑紙」にある種の紙が混ざっていると再生紙が数トン単位でダメになるので、
こういう紙は資源ごみに出さないでください、というもの。
なんか靴の詰め物に使われることが多い紙とかなんとかだったような気がするのですが
忘れました。
ちょっと待ってよ、一般人知らないでしょ、そんなこと。

その業者さんも、「リサイクルご協力いつもありがとうございます!」と
気持ちの良い文面でそういうことを書いてくださっていたし、
それを見た人たちも「知りませんでした~!教えてくださってありがとうございます!これから気を付けます!」みたいなレスをしていて、
いや、美しいやり取りだったんですが…。

美しいやり取りだけに、ちょっとなんと言うかさ。

いや、無理でしょ、これ。
一般人知らないことたくさんあるもの。
レシートとか細かいものまでリサイクルに出している人、いっぱいいて、
それは私もかつてそうだったんだけど。
善意で日々努力して資源ゴミ分類して、
その中にフツーの人が知らない何かが混ざっただけで、
何トンもの再生紙ダメになるとか、
危なすぎて、ただの無駄でしょ。

え、だったら燃やした方が良くない???
細かい紙ごみ良く燃えて、焚火起こすときの枯れ枝の役割してくれるなら、
燃やしちゃった方がよっぽど良くない?

だって何をどうやったって、燃えにくいゴミ出るじゃん。
大きなものや質量の高いもの、
生ごみ水切らないで出す人だってフツーにいるだろうし、
コンビニ弁当食べてそのままゴミに出す人だっているでしょ、
汁とか食べ残しとかそのまま。
自分が何をどう努力していようが、
何も考えず何もせずにゴミ出す人なんて、
現時点で、フツーにいるでしょ。

だったら、「意識高い系」の人が人力というエネルギー浪費して出す
雑紙(資源ごみ)、燃やしちゃった方が良くね???

燃えにくいゴミ燃やすための化石燃料の使用を減らせて、
発電できて、
再生紙作るためのエネルギー全部節約して、
なおかつ、リサイクルした何トンもの再生紙を全滅させる博打も回避できるなんて、
そんなの燃やした方が良くね???

まぁちょっと私、文体が「煽り系」なんで、
極論に感じるかもしれませんが。

私が現時点で考える「この方が良くね?」という案は、
牛乳パックや段ボール、新聞紙、職場で出るコピー用紙のような、
品質とリサイクルルートが確立しているものだけを回収する、というもの。
牛乳パックは良質なバージンパルプを使っていて、分類もしやすく、
ティッシュペーパーへのリサイクルなど、ルートも確立している。
そういうものだけをリサイクルして、
あとは化石燃料を減らすための「燃料資源」として燃やす。

も、そういう安全なことだけやった方が、良くない?
あえて博打する必要、なくない?

さらに言うと、私はプラゴミのほとんども燃やした方がいいと思ってます。
特に「洗って乾かしてから出してください」と言われるようなプラゴミ。
あのさ、「水のエコ派」から言わせてもらうと、
水も資源で、金もかかってるし、
プラゴミリサイクルするために
水わざわざ汚してほしくないんですよ。
あ、まぁ「水のエコ派」の総意ではなく、
「水のエコ派」の中の一人である私の個人的意見ですがね。
洗って乾かす人力は無尽蔵だとでも???人力もエネルギーぞ???
家の中に干すのも目障りだし、
外に干して風で飛び散って近所トラブルになるとか、
一般人の生活、なんだと思ってる?

昔はプラスチック燃やすとダイオキシンが発生するから不燃ごみで出していました。
でもいまや、焼却施設の性能が上がって、
プラスチック燃やしてもダイオキシン発生しません。
リサイクルに不向きな汚れたプラスチック(古い文房具とか「おまる」とか)は、
可燃ごみに出してください、とわざわざ書いてある。

だったら堂々と燃やせばいいじゃん。
プラゴミ再生させるために化石燃料使って、
ゴミ焼却のために化石燃料使って、なら、
プラゴミ燃やせばそのまま「化石燃料」よ???
プラゴミからプラスチック製品再生するにしろ、石油的なエネルギー源に再生するにしろ、
そのまま燃やせば、良く燃える「化石燃料」よ?
まぁプラゴミが良く燃えすぎて、高温になりすぎて炉を傷める、とか、
そういったことは私は今わからないので、
また専門家の意見を聞かないといけない部分ではありますが。

ただ、エコとかリサイクルとかいう時に、
そういう視点でものを考える人いないのかなと、いつも思うのね。

新しい技術は開発するべきだし、
その新しい技術が社会に定着するまでの不安定な期間っつーのは確かにあって、
石油資源に当たるようなエネルギー源へ再生する努力を、
私は否定しません。
ごみ焼却施設で発電できるようになったのも、技術開発あってのことだし、
何でも「こんなことができたら、今よりもっと良くなるんじゃないか」と思うことを
研究開発して、社会に定着させる努力は必要です。

なんだけどもさ、「エコと言えばリサイクル」で思考停止してませんかね?

リサイクルした場合と、しなかった場合、
社会全体、地球全体でのエネルギー効率ってどうなってんの?
それ考えないで「何か一つが絶対に良い」と妄信して、
結果、全体の帳尻が合わないのって、馬鹿らしいにも程があるんですけど。

それをどこかで確認する作業が必要じゃないかと思うんだよね。
素人の私が、化石燃料の代わりにプラゴミ燃やした方が良くね?と思っても、
実はプラゴミをリサイクルして、化石燃料投入して可燃ごみ燃やした方が
地球全体ではエコなのか、それとも違うのか、実際には私にはわかりません。
でも、「リサイクルするのがエコ」が常に絶対に正しいとも思えない。

これ、わかりやすい例で、
どこかの県庁で、冷房の設定温度を28℃にするのをやめて、
24℃だかだいぶ低めの温度にした結果、
電気代は確かに少し上がったけど、残業代が桁違いに減り、
県庁全体の出費としてはものすごい削減になった、というものがありました。
どこの県だかも、金額も忘れましたが、
電気代が上がった分と、残業代が減った分、
二桁くらい違って話にならないくらいだった(笑)

で、その金額の比較も、
あくまでも「限定された期間」の「県庁の出費」であって、
快適な温度で仕事がさくさく進み、効率の悪い残業が減る、というのは、
「人件費」だけの問題じゃなくて、
働く人の心身の健康、家族や地域社会との関係性、生きる喜び、とか、
数値化されないことがたくさん含まれているのね。
そもそも何のために生きて、働いているのか、とか。

でも、「電気代」だけに着目すれば、確かに上がっているんですよ。
それがポイント。
エコロジー(に限らずすべてのこと)考えるうえで、
何か1点に焦点を当てて「この数値がこれだけ削減されたからエコになった」と言うことに、どれだけの信ぴょう性があるのか、ということ。
「電気代が上がったんだから、やっぱり28℃にするべき」と言うことはできてしまう。
でも、「人件費」も考えあわせれば「28℃よりも快適な温度に設定するべき」と言うことができるし、
さらに、「人件費」で測ることのできない人間が人間として生きて社会を形成することにおける価値みたいなものも考えれば、もっと見えるものが変わってくるわけで。


と、いうような視点を変える話をもう少し続けます。

2025年8月11日月曜日

食の話をいくつか ⑤アンチョビとテリーヌ

先日仕込んだアンチョビ、第一弾を食べてみました。

日本ではカタクチイワシほとんど煮干しになってしまっていて
一般にはあまり流通していないので、
マイワシを使ったんですが、デカいんですよ、一切れが。
で、塩漬けにして身が固く締まっているもので、
手抜きして、フライパンの上で木べらで崩したれと思ったら、
木べらなんかじゃ崩れません(笑)。
なので、大きいマイワシで漬ける場合は、
塩漬けの前か油漬けの前に、小さく切り分け、
かつ、調理の際はちゃんと包丁でたたく、
をした方がいいなと思いました。
大きい一切れまんま使ったらしょっぱかった~(笑)

このアンチョビ第一弾、スーパーで一尾80円くらい。
第二弾は別のスーパーで一尾60円くらいだったかな。
それぞれ十何尾か仕込みました。
いや、高くはないんですけど、
「豊漁」というほどには安くないんじゃね???
私、ガセネタつかまされた?とか思ったりもしたんですが、
先日、すごいの見つけちゃいました。
ちょっといろいろ安くて量の多いスーパーで、
ちっさいマイワシ50尾199円也が、
古くなって半額99円(税別)。

いや、もう2回漬けてるし、一人でこんなに仕込むの辛いし、
食べきれないとアレだし、とか悩んだんですけど、
その半額になったイワシ、何パックも残っているのに、
一般家庭の皆様ことごとく素通りしていて(そりゃそうだろ)、
え、これ、明日になったらどうなっちゃうの?廃棄?廃棄?と
心が落ち着かなくなり、
ほんの気持ちばかり、1パックだけ買って漬けてみた。

でもほんと、結構な作業量よ。
ちなみに第一弾と第二弾は開きになっているの買ったんで、
実際の作業は皮はぐぐらいだったんですが、
このちっちゃい50尾は尾頭付きなんで手開きから。
この手の作業って生ごみ出せる日しかできないし(笑)
その日ニトリル手袋も安いの手に入ったんで、
安心して作業しましたが。


で、第一弾油漬けにした時に容器として使ったのが、
アルノーのテリーヌの空きビン。
このアルノーのテリーヌ、今年に入ってから知ったのですが、
中身もビンもめちゃくちゃ優秀。

今手元にある『豚肉・アヒル肉・鶏レバーのテリーヌ』、
原材料「豚ほほ肉、アヒル肉、鶏レバー、牛乳、卵、
食塩、ブランデー、香辛料」以上、ですよ。
すごくないですか。
合成保存料とか化学調味料とか何も書いてないんですよ。

で、『加熱食肉製品(包装後加熱)』と書いてある。
つまり、生のハンバーグみたいなのをビンに入れてフタをして、
その後加熱している。
というかもともとビン詰って、
食品を長期保存して運搬するために開発されたもので、
ビン詰後に加熱するのが本来の作り方のようなのですが。
その結果、今年の1月に買ったこのテリーヌ、
賞味期限が2029年1月。
すごくないですか、いつ作ったのかはわかりませんが、
少なくとも買ったときから4年は持つって。
しかも常温保存。

こんなすごい食品があるんだなと思ってびっくりしました。

単に、店で3個1000円くらいの売り方をしていて、
そういや私レバーって苦手で美味しい食べ方できなかったな~と思い、
ちょっとした興味で買ってみたんです。

貧血になりやすい女性は鉄分を補うためにレバーを食べると良い、とか
滋養強壮に良い、と昔から言われていたので、
虚弱体質だった私は何度か食べようとはしたんですけど、
基本的にレバーって女性の味覚に合ってない気がする。
胃腸が弱いタイプの女性、レバー苦手でしょ。
ニラレバ炒めとか、滋養強壮に良い食材の組み合わせ・調理法ですが、
これって体が強い人しか食べられない料理だと思う。
うっとうしいぐらい(失礼)体強い男性しか食べられない。
体力つけるべき虚弱体質の女性が食べられなくて、
職場で無駄にうるさかったり暑苦しかったりするタイプの男性が
好んで食べるとか、ほんと矛盾してるなと思っていましたが。
まぁ本来は、農作業とか建築作業とか、体力を要する仕事をしていくための
滋養強壮に優れた料理として存在したんだろうと思います。

で、このアルノーのテリーヌはレバー臭くなくて、
女性にも食べやすい味だと思います
(豚レバーのものだけ私は口に合いませんでした)。
クラッカーやパンに乗せて、おしゃれな軽食の雰囲気。
ハーブ飾って、岩塩とかペッパーとかで味整えたら、
友達来た時のお酒のつまみにもいけそう。
ネットでは、フランスパンにアルノーのテリーヌ、コルニッション、マーマレードを
合わせると美味しいと言っている方もいました。

疲れて何にも作りたくないけど、ちょっと動物性たんぱく質補給したいなぁ
みたいなときにあるといいなと思ったし、
常温で長期保存できて
開けたらそのまま食べられる動物性たんぱく質とか
非常食に最適じゃん、と思って、早速買い足してストックしました。

で、このビン、加熱できるビンなので、
空きビンも使い道たくさん。
内容量180㏄でいろいろ使い勝手がいい。しかもフタ付き。
ふつーに小分け容器として冷蔵庫で活躍、以外にも、
まだ試してないけど、オーブンでも大丈夫なら、
これでプリン焼いてフタして冷蔵庫で冷やして、
なんならそのまま外に持っていけるんじゃないか、とか。
私この夏から、ガムシロップも手作りするようになったのですが
(単に鍋に水と砂糖を入れて加熱して砂糖を溶かしただけなんよアレ)、
そんな風に、熱いものをそのまま入れて冷ましてフタして保存、に最適。
前述のブランマンジェとか、ゼリーとかにも良いかと。
型として使って外す場合は使いやすいかわかりませんが。

で、ガラスが割れたり、金属製のフタが傷んだりしたら、
どうせ再利用品だし、と廃棄するにも心が痛まない。

まぁ唯一文句つけるとしたら、
海外の製品ってラベルがはがれないんですよ。
可愛いビンとか缶とか大好きで、
海外のものとかも可愛いの買い集めちゃうんですが、
海外のものはラベルシールがきれいにはがれない。
これだけ何とかしてほしい。
日本のものは、特に最近、缶収集女子向けに、
ラベルシールぺろ~んときれいにはがせるもの多いんですが。
あとちょっと地厚でデカいかな。


なんかねぇ、日本でもこういう製品作ったらいいのになぁと思ったんですよ。
豚のほほ肉は高級部位なんだそうですが(いままでご縁がなかった)、
高価な部位を使うかどうかはともかくとして、
ひき肉状態で調理するものなので、ブロック肉として扱えない肉を集めて、
美味しい味付けにして、無添加のビン詰にする。
で、長期保存食としてストックする。

いや、これまで食についての記事ダラダラ書いてきて、
「金持ちにならないとできないことって何?」
「いつになったら本題出てくるの?」
とお思いかと思いますが。

本来だったら、こういう安全な保存食を作ってストックするのって、
国や地方自治体の仕事だと思うんですが、
日本の政治、壊滅状態なんで。

また別の記事としても書きますが、
日本では調理の仕事って見下されていて、
女性の非正規雇用者や学生バイトがほぼ最低賃金でやっている。
正社員の調理師も「勉強ができない奴が調理師学校に行く」と言われる
社会環境の中でやってきている。
私はそういう環境に「おばさんパート」として入って、
なんか本当に全部致命的に間違っているな、と思った。
おまけに支配人がとんでもないクズで、パワハラ・モラハラにあったんで、
労働基準監督署通して訴訟起こそうとして、
直前でやめ、他の会社に移りました。
ネガティブな戦いをすると私が心を病んでしまうので(これは私の個人的性質)。

まぁ私が被った諸々は今は置いておいて、
食の仕事って、生命の根本でしょ。
農業しかり、調理しかり。
それが見下されてるっておかしいじゃん。
何食べて生きてくの?みんな。

農業・漁業・畜産業の第一次産業が最重要なのはもちろんだけど、
調理は芸術でもあるわけでしょ。
それが「最低賃金のおばさんパートの仕事だ」とか、
「調理師なんて勉強ができない奴がなるもんだ」とか、
根本から間違ってる。
別の記事で書きますが、
食とかケアとか、本当に価値があって生きるのに必要なものを
「価値がない」と言うことで安く、できればタダで奪い取ろうとしているんです。
奴隷がほしいんですよ。
だから、本当に価値があるものを「価値がない」と言い、
本質的に価値がないものを「価値がある」と言う。
竹中平蔵なんか何の価値もないのに、政治に口出して自分の懐に金流し込んで、
まるですごい人であるかのように世の中も本人も思い込んでる。
以前、X(ツイッター)で、
「(学校で)給食しか作ってないおばさんに年収〇百万なんて贅沢だ~」とかいう
男性のポスト見ちゃったんだけど(たぶん引きこもりで一回も働いたことない人)、
社会の未来そのものである子供たちの健康と情操、日々の喜びを担う学校給食なんて、
一番誇りを持てる仕事でなきゃおかしいでしょ。
何言ってんのって話ですよ。

なので、私が大金持ちになってやりたいと思っていたことは、
ずっとおばさんパートとして、社会的底辺扱いされて働いてきた女性に、
年収1,000万円、2,000万円のまともな給与を支払い、調理の仕事をする組織を作る。
あと氷河期世代として男女問わず非正規雇用で苦しみながら働いてきた私の世代も。
私は私自身がこれから先、生きていけるかどうかもわからない身の上なので、
心あるお金持ちの方、そういうお金の使い方もあるなぁ、とご一考いただければ(笑)

それで、冒頭のイワシのように廃棄される可能性のある食材を買い取って、
保存食を作り、国や自治体としてストックする。
アルノーのテリーヌのように、添加物を使わずに安全に保存できる調理法、
レバーのようにクセのあるものも誰でも美味しく食べられる調理法を研究する。
農作物・魚介・畜産物、どんな食品が突然余っても対応できるように、
いろいろな調理法、保存方法を研究しておく。
農産物でも豊作による値崩れを防ぐために出荷せずに畑に漉き込む、
みたいなことを、毎年何かしらかの食材でやっているんですよ。
そういうものを市場価格で買い取って保存食にする。
フリーズドライがいいのか冷凍がいいのか漬物がいいのか、瓶詰・缶詰がいいのか、
いろいろなパターンに対応できるようにする。
そういう組織を作りたい。
本来は国がやるべきだけど。

そういったあらゆる食材の保存食があれば、
災害の多い日本、安全で栄養価の高い食品をすぐに被災地に届けられるし、
生活に困っている家庭に届けることもできるし、
海外で何かあった時に、支援品として送ることもできる。
天候や社会情勢によって、野菜が足りない時には野菜の保存食を、
たんぱく源が足りない時にはたんぱく源の保存食を、
国として放出することができる。

まぁ、国がやらないので、
お金持ちの篤志家としてやりたいなぁと妄想していたわけですが。
妄想・構想の細部について、また折を見て書いていきます。
それはいい考えだから自分がやろうと思ってくれたり、
おもしろいから私と一緒にやりたいと思ってくれる人がいたら、嬉しいから。

2025年7月19日土曜日

静けさと狂騒と、ふわっとした善意

牛田まゆさんと、須藤元気さん。
今回の選挙の国民民主党からの候補者ですが、
あえて「さん」付け。
牛田まゆさんと須藤元気さんの、人としてのことを、
書きたいから。

-------

しばらく前に、牛田まゆさんが国民民主党から
今回の選挙に立候補すると知って、
ずいぶん嫌な気分になりました。

彼女をそっとしておいてほしかったから。
彼女はそれを望んでいないから立候補したのだろうけど。
社会の良識として、傷ついた人をそっとしておいてほしかったから。

牛田まゆさん、もともとNHKのアナウンサーです。

以前、NHKの教育テレビで「ららら♪クラシック」という
とても良い番組がありました。
ピアニスト加羽沢美濃がクラシック音楽について解説するのを、
作家石田衣良が聞いてわかったようなわからないような返しをしている的な(笑)

スタジオ背景とか構成とか、番組としての絵面は地味だったけど、
加羽沢美濃の音楽解説が、とにかく良い。
この曲のここの部分がこんな風に特徴的で、だからこんなに素敵になっている、
といったことを、実際にピアノを弾きながら解説してくれて、
初心者にもとてもわかりやすく、その曲の魅力がダイレクトにわかる。

番組放送当時、私は
METライブビューイングやROHライブビューイングを
ほぼ毎回観てオペラやクラシック音楽を勉強していたのですが、
METの公演作品を直前に解説してくれることもありました。
ある映画館で隣に座った男性に「よく見にいらしてるのですか?」と尋ねたら、
その方は以前NYでずっと仕事をしていて、METをほとんど毎回観ていたとのこと。
そしてキャスリーン・バトル出演当時ぐらいからのMETほぼ全作を、LPレコードで持っているとか!!!!!
(たまたまキャスリーン・バトルについての解説が挿入されていたので、
その方はそう言ったのですが厳密にいつからのコレクションなのかはわかりません。
キャスリーン・バトル、一定の年齢以上の方は
ニッカウヰスキーのCMでご存知のことと思います。
私もあれを見て憧れました(笑))
いやちょっととんでもねぇ「一財産」持ってんなと思ってビビったんですが、
その方に「私は初心者なので、
NHKの『ららら♪クラシック』を見て勉強しています」と言ったら、
「いや、あれは良い番組ですよ」と仰っていました。
まぁ、そういう精通した方も認める良い番組だったと言いたかったんですが(笑)

で、そんなに良かった番組が、2017年にガラッと改変されて、
とんでもないものになりました。
スタジオ背景がハデになって番組構成がハデになって、
まぁそれはいいとしても、
新しい司会になった高橋克典がとにかくクソ。ただのクズ。
「いや、これはダメだろー!!!」とドン引きしました。

NHK時々特定の芸能人を集中的に出演させることあるけど
(山本耕史とか堺雅人とか)、
高橋克典もそれを当て込んで起用したのかなという感じ。
NHKの時代劇にもその頃出るようになった。
時代劇は知らんが(見てない)「ららら♪クラシック」はお門違いも甚だしい。

私が見たほぼすべての回が最低・最悪なので言い出したらきりがないのだが、
一例をあげると、ラヴェル特集の回がひどかった。
ゲストはNHKのスペイン語講座にも出演しフラメンコも習ってる平岳大
(私めっちゃファン)。
平岳大いい男なんで、なんか競争心に火がついてイキっちゃったんでしょうね。
スペイン系の母親の影響が曲調に現れている、という解説のところで、
「マザコンとか(男として)どうなの?」みたいなこと平さんに言っちゃってんの。
いや、天下のラヴェルですよ???
「なんて返したらいいかわかんなくて平さん困ってんじゃん!!!」と
テレビの前で私は怒り狂った。
天下のラヴェルですよ???

ちなみに、NHK語学番組「旅するフランス語」で
東京バレエ団プリンシパルの柄本弾(『ボレロ』をソロで踊っている)は、
番組内でラヴェルの家を訪問してます(入らせてはもらえなかった)。
「ららら♪クラシック」の後継番組「クラシックTV」では、
ファッション特集の回で、ドン小西がラヴェルのスーツ姿を
「男性ファッションの完成形」「完璧」と激賞。
編曲特集の回で、宮川彬良と清塚信也が
『展覧会の絵』は「この曲をオーケストレーションせよ」との課題のよう、
その課題に100点満点の回答をしたのがラヴェル、と絶賛。
こ・れ・が、ラヴェルの正当な評価でしょうが!!!

まぁそんなんで、開始早々に苦情が多数寄せられたんでしょうね。
牛田まゆさん、その高橋克典と組まされちゃって、
なんか高橋に八つ当たりされちゃってたのね。
牛田まゆさん、当時のNHKアナウンサーにはちょっとめずらしい、
華やかで色っぽいタイプの美人。
いわゆる「いい女系」の美人。
(私はこういう頭よさそうで色っぽい美人が好きなんです。
ちなみに平岳大も頭良くて色気があるタイプ(笑)。
頭良くて色気のある美形が男女問わず私の好み(笑))。
牛田まゆさん、コメディエンヌ向いてないのに
ちょっと笑いを取る系のコーナー持たされてちょっと滑ってるのを
「それまだやるんですか?」とか高橋に言われてんの。
ディレクターに言えよって話じゃん。
番組内でそれ言われて彼女の立場辛くしてどうすんだよ。
共演者ならサポートして番組盛り上げろよクソが。
番組が不評なのは彼女のせいじゃなくてテメェがクズだからだろ。

とかなんとか、怒り狂ってたわけですよ、私は。

彼女あれじゃつぶれちゃうだろうな、と思いつつ、
あんな番組見るのしんどいから見るのやめました。

で、何年かたった後で、
見るともなく目に入ったNHKの昼間の番組に
牛田まゆさんが出ていて、
そのたたずまいはうつ病の人のものでした。

ああ、やっぱりな、としか思えなかった。

一般人より学業優秀で、美人で、華やかな色気があり、ファッションセンスも良くて、
これまで、そうやって一般より秀でているという状態で生きてきて、
当然、人よりも成功するだろうと周囲も本人も思ってきた人が、
高橋のようなクズにつぶされ、
そのことをどうやって消化したらいいかわからなかった。

ただ、人生には、時折そのような降ってわいた不幸がある。
そういうことがない人ももちろんいる。
けど、そういうことは起こることがある。

そうした時、静かに休み、存分に泣き、怒り、自分の痛みを癒し、
再生のための英気を養う時間と場所が必要だと私は思う。
精神科に入院するという形ではなくて。

今、国民民主党からオファーを受けて、喜んで飛びついた。
これで本来なるはずだった「成功者」になれる。
自分のすごさを世の中に示せる。
自分を貶めた高橋克典と助けようともしなかったNHKを見返すことができる。
復讐できる。

そのための、立候補。
世の中を良くするためじゃない。

そういう精神状態の人をかき集めているのが国民民主党。
というか、玉木雄一郎という人の人間性。

牛田まゆさんに限ったことじゃなく、
こういう精神状態の人、日本中にいっぱいいるんです。
そういう混乱した精神状態の人が、
玉木雄一郎、国民民主党に惹きつけられる。
玉木雄一郎本人が「俺はすごいんだ」と誇示したいだけの人なので。
同じ念に縛られている人が吸い寄せられている。

高学歴キャリア女性(しかももともと美人)の奥様に
自分の高齢の両親の世話押し付けて、
その同じ地元で性的魅力アピール全開の女性と浮気するような男を、
まともな人間だったら信用するはずがない

でも、国民民主党も玉木雄一郎も、
恥ずかしげもなく政治活動を続けて、
新たな立候補者もたくさん立てている。

日本中に、玉木雄一郎に同調する精神状態の人が
たくさんいるからですよ。
問題はそっちです。

牛田まゆさんにしろ、玉木雄一郎にしろ、
それに惹きつけられる多くの人たちにしろ、
精神衛生や、(まっとうな)スピリチュアルでは
「ジェットコースター・ドラマ」にはまっている状態と考えます。
「ジェットコースター・ドラマ」っていうのは、
その名の通り、ジェットコースターのように感情の起伏が激しくて
問題の多い人生の状態のことを指します。

激しい性欲にとらわれて不適切な関係を持ったり、
裏切ったり裏切られたり、
憎んだり恨んだり復讐したり、
成功したかと思えば一瞬にして裏切られて引きずり降ろされたり、
といったような状態のことです。
まぁ、オペラとか歌舞伎とか、古典的小説からハリウッド映画まで、
こんなのばっかりですよ。
だから私はオペラも歌舞伎も、高尚な芸術とは思っていません。
音楽とか身体技法とかそういったことには敬意を払いますが、
「あの時代のハリウッド映画」として見ています。
そういう混乱した精神状態のもたらす混乱した物語として見ています。

そういう混乱した精神状態の政治家に権力握らせてどうするんですか。
戦争への一番の近道です。
「俺はすごいんだ」「私はすごいんだ」だけしかないんだから。
ほとんどの人は、はじめから戦争をしたいと思って生まれてきてませんよ。
自分が勉強して成長して「これから大人になってうんと幸せになるんだ」と思っている時に、
「自分はこれから戦争を始めて罪のない人たちを大量に虐殺するんだ」と思っている人は
ほとんどいないはずです。
でも、「俺はすごいんだ私はすごいんだ」というエネルギーで物事を動かそうとしていると、
「金儲けのためなら何をしてもいい」という人たちにからめとられて逃げられなくなり、
自分の過ちを認めて引き下がることもできなくなり、
自分はすごいんだ正しいんだと言い張り続けるために、
「戦争で何もかもぶち壊してしまえ」というところにまで簡単に行きつく。
今の自民党がまさにそう。だから自民党は戦争の準備をする。
大混乱を起こしてしまえば、誰にも自分の過ちを追及されなくなるから。
日本だけじゃなくて、欧米各国、今起こっていることみんな同じじゃないですか。

ただこれ、一朝一夕にどうにもならないと私は感じてしまうんです。
私が悲観的すぎるのかもしれませんが。
薬物依存、ギャンブル依存、セックス依存、アルコール依存、買い物依存、
その他もろもろの依存症と同じ種類の事なので、
そういった依存症の治療にかかるのと同じくらいの時間とエネルギーを要すると
私は思ってしまうのです(私が悲観的過ぎるのかもしれませんが)。

私が「お日様に当たって心と身体を元気にしましょう」とか
「食を安全に確保しましょう」みたいなことを書いていたのは、
こういう不安定な精神状態に陥らないようにするというのが
一番の土台だと思っているから。

不安定な精神状態の人が、
玉木雄一郎に惹きつけられるんですよ。
あんなもん、支持しなきゃお金も権力も何にもないクズで終わる。
でもあの未熟で不安定な精神状態の自己顕示欲に惹きつけられる人が
たくさんいるから注目されて支持される。

ちなみに「今の世の中は間違っている」「世の中を良くしたい」と強く思っていても、
精神的に未熟で混乱を抱えている人は参政党にひっかかります。

正直、国民民主党にひっかかる人と参政党にひっかかる人って、
「世の中を良くしたい」という意識があるかどうかの違いはあっても、
心の中に抱えている混乱の度合いはあんまり変わらない。
どっちも混乱している人をかき集めて世の中を破壊する詐欺だなと思ってます。


牛田まゆさんについての文章が長くなっちゃって、
須藤元気さんのことほとんど書けなくなっちゃったんですが、
少し書いておきます。

須藤元気さん、一番初めの政治参加は立憲民主党でした。
格闘家として名を馳せていた時、
『風の谷のあの人と結婚する方法』という本を出版していた。
読んではいないけど、それだけで、
何を心に抱いてきた人なのかわかった。私も同年代なので。

そして、須藤元気さんが立憲民主党から立候補した時の
立憲民主党の雰囲気も私は覚えているし、
実際、私も何度か立憲民主党に投票しました。

が、立憲民主党も信頼できる人の集まりではないことがわかり、
須藤元気さんも政治的な引き下がり方等、いくつか間違いがあった。
そして、身動きがとれなくなっているところを、
牛田まゆさんと同じく、国民民主党に呼び寄せられた。

国民民主党の磁場に入ってしまえば、
もう、戻れないでしょ、
『風の谷のあの人と結婚する方法』という言葉を
本のタイトルに選んだ精神状態に。

こういう不安定な精神状態の人を、
地獄に引きずり下ろすようなことをしてほしくないんですよ。
人生には失敗も事故もあるので。
失敗したり事故にあったりしたときに、
傷を癒して、何が悪かったんだろう、
どうしたらこういうことにならずにやりたいと思ったことができるんだろう、
と、静かに休んで省み、学ぶための安全な場所と時間が必要なんですよ。
でないと、狂騒状態が狂騒状態を呼び、戦争、虐殺にまっしぐらです。
はじめからそんなことしたい人なんてほとんどいないでしょ、普通。

私は須藤元気さんの
『風の谷のあの人と結婚する方法』という言葉を本のタイトルに選ぶ善良さを、
大切なものだと思っています。
でも、格闘技の世界とは違う種類の厳しさがこの世の中にはいくつもあって、
簡単に転んでしまうこともあるわけじゃないですか。
で、それをあげつらって非難しても仕方ないわけですよ。
ただ、安全(経済的にも社会的にも)に、
しばらく静かにしていた方がいい、というだけで。

政治に詳しい男性に特に多いんだけど、
「ふわっとした善意」をやたらと攻撃する人いるのね。
「そんな甘ったれた考えで何かできると思う奴がおかしい」的な。

そんなこと言い出したら、誰も何にもできなくなるんですよ。
はじめはみんな「ふわっとした善意」から始まるんです。
「世の中に苦しんでいる人がいるのっておかしくない?」
「戦争があるのっておかしくない?」
その程度の「ふわっとした善意」から、みんな始まるんです。

で、大概は「ふわっとした善意」だけで動くと壁にぶち当たる。
その時に、なんでうまくいかなかったんだろう、と考えて調べてまた進む。
その繰り返しじゃないですか、物事は。
その初歩の段階で痛い目にあってしまった人には、
「そういうこともあるから少し休みなさい」と社会が安全を提供する。

そういうことが必要だと考えることもなく、
世の中が「いつも成功していなければいけない」とか、
「はじめから最後までずっと正しくなければいけない」みたいな
不条理を要求するから、みんなおかしくなる。
著名人だけじゃなくて、私たち一人ひとりも。

人生なんて間違って当たり前じゃないですか。
事故だって病気だってありますよ。
誰にでも、静かに休む安全な機会が必要です。

そのことを知って、
心身が疲れた状態の人たちが、
これ以上狂騒状態に引き込まれないようにしないと。

2025年6月19日木曜日

食の話をいくつか ④味噌の諸々2

味噌記事続きです。
友人に教えてもらった味噌づくりで、
味噌以外にも収穫があったので、そのことを。

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味噌を仕込んで寝かせるとき、
カビを予防するために、
味噌の表面に塩を振って
さらに酒粕でフタをするというのが
友人のおすすめでした。
(その上にラップだなんだありますけど)

そうやって仕込むと、
味噌が出来上がるのと同時に
味噌風味の酒粕もできるわけです。

友人はその副産物を味噌汁に入れると美味しいと
言っていましたが、
私は酒粕の入った味噌汁苦手。
それで、魚をつけるのに使ってみました。

サバとかブリとか、
ちょっとくどいんだよね、と思う魚を、
この味噌・酒粕塗りたくって冷蔵庫で寝かせる。
で、軽く洗い流して水気をとって焼く。

も、ごくごく伝統的な日本の美味しさです。
くどさや臭みがとれて食べやすい。
はじめて焼いたときは、
弁当用に一切れ、味見がてら朝食用に一切れ焼いたのですが、
さっぱりして食べやすいもので、
朝から二切れ食べてしまいました。

さらに、スーパーで古くなったアジが安く出ていた時に、
「こういうのも漬けとくといいんじゃね?」と思って
試しに買って漬けてみたのですが、
それも美味しかったです。

アジみたいなさっぱりした魚は、
新鮮な状態で刺身やマリネ、あとは塩焼きが最高ですが、
生食期間を過ぎたものが
「フライに最適」と書かれて売られていて、
さらにそれが古くなって2割引シールついたものに
遭遇してしまいました(笑)

あえて古いもの食えと言いたいわけでもないんですけど、
フードロス的な観点と、経済的な観点と、
「こういうのもうまく美味しく食べられたらいいよね」と思って。

ちなみにこの赤札ついたアジ、
味噌・酒粕に漬けて、
冷蔵庫でさらに数日寝かせましたが問題ありませんでした。

普通の状態だと古くなって廃棄せざるを得ないものを、
この手の調味料に漬けることで延命させることもできるみたいです。

コロナ以降、日本の政治経済の破綻も含め、
いつでも新鮮なものが豊富にお店に並んでいるとは限らない、
ということを痛感するようになりました。
今はあっても、来週どうなってるかわからない、とか。
刺身で食べられるような鮮度でないものでも、
美味しく安全に食べる術を、
少し知っておいた方がいいかもと思うようになりました。

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それから、友人は圧力鍋で大豆を煮ていたのですが、
その威力に驚きました。

味噌作るときの大豆って、
2日間くらい水に浸した後、数時間ゆでるんです。
ゆでている間ほったらかしにしていいかっつーとそんなことはなく、
差し水したり、灰汁とったり、面倒見てあげないといけない。
江上で習ったときは、この工程聞いただけで
「無理でしょ、これ」と思ったものですが、
圧力鍋使うとこれが10分、15分でできてしまう。
(2日間浸水は変わりませんが。)
すごいわ、圧力鍋。知らんかった。

私はずっと玄米も炊ける炊飯器使っていたので、
あんまり圧力鍋の必要性を感じていなかったけど、
これはすごいわ。

彼女とご一緒していたエコロジーカフェのキッチンでは、
豆だの雑穀だのたくさん使っていて、
玄米以外でも圧力鍋大活躍でした。

今って「サラダビーンズ」とか言って
蒸し豆・湯で豆の類、どこのスーパーでも売っているんで、
豆類はそういうもの使っていたんですが、
乾物のままの方がストックはしやすいんだよなぁと
ふと思いました。

前述のとおり、コロナごろから
保存のきく食材、少しストックするようにはしていたのですが、
昨今の日本の壊れ具合を見るに、
もうちょっと本腰入れて自衛しようかなと思わなくもない。
私はずっと経済的弱者なんですが妙に勘が働くところがあって、
米とかも今みたいな事態になる前から
少しストックしていました。

そこへいくと、
乾物としての豆って保存がしやすい。
冷蔵庫に入れずに、袋ごとガサッと常温においておける。
数種類の豆を持っていれば、
それぞれ特徴のある栄養素を確保できる。

長いこと入手困難な「ぬちまーす」とかもそうなんだけど、
健康を保つのに、微量栄養素が結構重要な役割を
果たしているんじゃないかと思うんですよ。
精神的なバランスにも影響あるんじゃないかと思ったりします。

物が流通しない、経済的に買えないって時に、
自分がパニック起こすのが一番しんどいでしょ。
豆とか雑穀とかで、その手の微量栄養素をいろいろ補給できたら、
パニック起こさず乗り越えられるんじゃないかと思ったりします。
味の好みはいろいろあるけど、
食べ物ない時、豆類とりあえず腹膨れるし。

何かが流通しなくなったという時に、
第一波をパニック起こさず乗り越えられれば、
その間にいろいろ調べたり対策立てたりできます。
でもパニックの波にのまれてしまうと、
一番混乱しているときに走り回って
エネルギーもお金も浪費してしまったりする。

まぁ私はうつ病に悩まされた人生を生きてきたので、
こういう考え方をするわけですが。

普段は乾物として楽に保管して、
食べるときは圧力鍋で短時間で調理する。
良くないですか、これ。

というわけで、友人におすすめの圧力鍋を教えてもらい、
今度買うことにしました。
圧力鍋、私が思っていたほど高くなかった。
ちょっと良いフライパンくらい。
必要を感じていなかったから食わず嫌いというか、
「どうせすんごい高いんでしょ」くらいに思って
調べようともしなかった(笑)

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話が危機管理とか非常時対策みたいな
流れになったのでついでなんですが、
水分補給と栄養補給に甘酒のストックをおすすめします。

「甘酒」として売られているもの2種類あって、
①米から日本酒作った時にでる搾りかす(酒粕)から作ったものと、
②米麹と米から作られるものがあります。

①の酒粕甘酒は、アルコールが含まれていて温めるとお酒の香りがします。
 その酒臭さが好みのわかれるところ。私はちょっと苦手(笑)
 (味噌のフタに使った酒粕も同じものです。)

②の麹甘酒は、アルコール分含みません。
 砂糖使っていないのに自然な甘さ。子供も病人も大丈夫。
 麹甘酒は「飲む点滴」といわれるほど栄養豊富で吸収されやすい。

私がストックおすすめするのは②の麹甘酒です。
非常時の水分補給と栄養補給に。
未開封だと数か月常温保存できます(夏のクソ暑い時は冷暗所に)。

特に今の日本の夏、尋常じゃない暑さなので、
冷蔵庫に1本冷やしておいて、
「あれ、熱中症かな?」と思ったときにまず飲むと良いです。
スポーツドリンク・経口補水液の類として。
(必要な医療処置は必ず受けてください。命に関わる暑さです。)

栄養価高いので、
体力落ちている時、食欲ない時、風邪の時とかの
栄養補給にも良いです。

ほっとする自然な甘さなので、
疲れている時にも心が落ち着きます。

マルコメの麹リッチタイプの甘酒と、
八海山のあまさけが美味しいです。
(八海山は高いんですが、ボトルがかわいい。
ボトル再利用したくて何度か買いました(笑))

あと、甘酒の効用についてネットで調べると、
「甘酒はこんなに効用があるので毎日飲みましょう」的な
文章が出てきて、
「飽きずに飲み続けるコツ」みたいなハウツーが続くのですが、
飽きたらやめてください

甘酒に限らず食品なんでもそうなんですが、
体に必要な栄養素が満たされて必要がなくなると「飽きます」。
それ、体が自然にやっている健康管理なんです。
「今体に必要なもの」は「美味しい」、
「もう必要じゃないもの」は「美味しくない」。

美味しいからもっと飲みたいときは、
体が必要としているので飲む。
もう飽きたから飲みたくないときは、
もう体にいらないのでやめる。
それを無理して飲み続けると、逆に害があります。
いままで大丈夫だった食品のアレルギーが出るのって、
こういう食べたくない・飲みたくないのに
頭の理屈で過剰に摂取を続けた場合に発生します。

日本人、「コツコツ続けることは良いことだ」と
刷り込まれすぎているので、
ネット記事でもなんでも「毎日続けましょう」と言えば
きれいにまとまったように感じてしまうのですが、
バカの口癖だと思って無視して、
自分の体を信頼してください。

2025年6月12日木曜日

食の話をいくつか ③味噌の諸々1

友人に味噌を仕込む人がいまして。
私ここ何年か調理の仕事をしていたのですが、
以前の職場の先輩です。
エコロジー界隈ではちょっと有名な店だったので、
何でも自分で作っちゃうような人たちが集まっていました。

昨年その方に誘われて、私も味噌を仕込みました。
すごくよい材料使っているからか、
ちょっとびっくりするくらい美味しくできました。
今年もお声がけいただいて、また仕込みました。

以前江上料理学院に通っていた時も、
単発で味噌の講座受けて1回仕込んだことあったのですが、
初めてだったので、なんかオタオタして終わった記憶があります。

ただその時も、この手の作業って、
「一人でやると作業量が多くてしんどい。
でも、ご近所さんや友達と集まっておしゃべりしながらやると楽しい。」
という類のものだなぁと感じました。

それで昨年、友達と集まってわいわい味噌仕込むの楽しそう!
と思って参加しました。


たぶん、本来は、生きるための作業って
全部そういうふうになっているんじゃないかと思います。

現代の個人の家庭で、「家事」としてやっていると、
孤独でしんどい。
でも、気心のしれた仲間と一緒にやると、
「労働」というより一つの「楽しみ」にもなり得る。

生きることって、本来は楽しくなくちゃやってられない。

「お日様の光」の記事のテーマとも同じなんですが、
実は、日常生活の楽しみを奪って
常に人を欲求不満の状態にしておくことで、
支配することができます。

自分の生活の中で楽しく満たされている人って、
支配できない。

自分の欲求不満を満たすために、
他の人から「すごい」と言われようとして
ブランド物買ったり、整形手術したりしないわけですよ。
勝ち組になろうとして戦ったりもしない。

電車の中でたくさんの人が
スマホでゲームやったり
通販サイトひたすらスクロールしたりしてるの、
欲求不満で何かで満たそうとしているからでしょ。
そういう状態だと、世の中がNISAだと言えば
素人が自分に適性があるのかどうかも考えずに
株買って大損したりする
(適性のある人って何事においてもいるので、
向いてる人は利益あげるでしょうけど。
よっぽど適性があると自負している人じゃない限り、
政府と維新が推進している時点で手を出さないのが
良識ってもんじゃないですかね)。

自分の生活が楽しくて満たされている人って、
広告に踊らされることが少ないわけですよ。
もちろん生活に必要なものは買いますけど。


過去の生活様式の中で、
女性が「嫁」という立場で
奴隷労働をさせられていたというような
ネガティブな要素を排して、
今だったら純粋に楽しくできることって、結構ある。
編み物記事全然書いてないけど、私の編み物もそう(笑)。

私に味噌づくりを教えてくれた彼女は、
以前から味噌の講習をやっていたんだけど、
コロナの自粛期間中はZoom使ってやっていたとのこと。
めっちゃ今どきだなと思いました。
コロナ自粛に限らず、そんなのもありよね。
友達と遠隔でおしゃべりしながら
いろんなもの仕込んだり作ったりするのも、
ほんと「あり」だと思います。


もう一つ、感心したのが、
彼女の人脈で「ふつーのルートでは手に入らない良質な材料」を
用意していただいたこと。
あるんですよ、そういうの、結構。
「一般人は知らない、買えない」っていうもの。
生産者さんも「いつも買ってくれるこの方の分は取り置きして
注文を待っている」みたいなもの。
一般市場に流すほど量がない、とか。

本当にいろいろなものが破壊されてしまっている日本の中で、
それでも個人個人のレベルで、
良いものを作りたい、良いものを維持したいとがんばっている人が、
いろんなジャンルでいる。
そういうのが、個人のコネクションという細い糸でつながって、
メインストリームからは見えない形で
密やかに流通している(別に秘密にしているわけでもないんだけど)。


以前、ネットで「台湾はすべて外食でおふくろの味というものがない」
というのを読んだことがあって、
台湾はよっぽど良い社会なんだろうなぁと思ったことがあります。
食事をすべて外食に頼っても、
健康的で経済的な食事が提供されている、という意味で。
今ネットで調べると、地域と世代と民族とでだいぶ差異があるようで、
完全外食なのは、都市部の共働きの世帯が中心のようです。
(女性の正社員率が98%くらいというのも読んだことがあります。)

かたや日本では、外食に頼ると
あっという間に外食産業の餌食にされてしまう。
自分の子供の頃の記憶をたどっても、
私の親は割と保守的で健康的な食事を意識していたけど、
小学校では人気者の元気な子たちがマックの話をしているので
マックのハンバーガーを食べてみたいなぁと思ってました。
子供っていうのはそういうものなんで、
経済至上主義の外食産業に惑わされるなっつー方が無理なんですよ。

日本の経済が強かったときは、
望めばいくらでも上質なものを食べられたけど、
経済が失墜した今、
コンビニ弁当の新たなメニューとして
ごはんに揚げ玉のっけただけの「揚げ玉弁当」なるものが
発売されたとかいうニュースを見る始末。

社会に基本的な良識とか倫理観がないと、
ひとたび経済が失墜すれば、このありさまですよ。
それに、社会に基本的な良識とか倫理観があれば、
日本経済がここまで失墜するっつーこともないのね。

こんなこともあるので、私は、
食は手放さない方がいいと思っています。
毎日自炊するべきとか言いませんし、
ファストフードもスナック菓子も食べるなとかも言いませんが、
自炊はできた方がいい。
自分を守るために。

お金持ちなら今でも良い食事はできるけど、
コンビニで揚げ玉弁当しか買えない経済状況でも、
自炊手放していなければ、
意外と「抜け道」ってあるんです。
良いものを知っている人脈通じて、
なんだかんだ流れてくるものってあるんです。

ただまぁ、X(ツイッター)でもいつだか言われていましたが、
「自炊ができる」「食材を無駄にしないで使い切れる」っていうのは、
誰にでもできるというものではなく、
それができるということ自体が「立派な文化的資産である」、と。

それから、料理自体はできる人が、
忙しすぎて自炊ができなくなることってあると思うんですが、
そういう状態って2~3年は持ちこたえても、
これから先何十年も続けていける生き方ではないでしょう。
自分の生き方、働き方、これでいいのかな、と見直すための
判断材料にもなると思うんですよね。
もっと大きく言えば、
日本の社会、これでいいのかな、と見直すことにも
つながるとも思います。

ちょっと長くなってきちゃったので、
「自炊ができるという文化的資産」を、
個人的にも社会的にもどうやって作っていこうかって話は、
また別の記事に譲りたいと思います。

あと、友人に教えてもらった味噌づくりで、
味噌以外の収穫もあったので、
味噌記事、もう1回続きます。