ためしにアンチョビを仕込んでみました。
いや、今の日本、諸々の劣化がすさまじくて、
経済状況悪化してみんな生活に困ってるっつーのに、
食べ物うまくさばけなくて捨てたりしてるでしょ。
イワシも大量廃棄とかすんじゃねーの、とニュース見て思ったんですよ。
そーいやアンチョビってイワシだったよなぁ、
買うと高いしなぁと思って、
ネットで調べてみたら、
今って本当になんでも作り方ネットにあるんですね。
私は昭和の人間なので、まぁ昔はレシピが手に入らなくて苦労しました。
なつかしのカフェメニュー的な感じで
今でも愛好者がいる『スパゲティ・ナポリタン』も、
「あれ、ペスカトーレを作りたかったんだけど、
レシピわからないし材料もないしで、ああなっちゃったんだなぁ」と、
大人になってから思いました。
私はトマトケチャップ受け付けないので、
日本のスパゲティ・ナポリタン苦手だったんですが。
アンチョビは仕込んだばっかりで、
うまくできるかどうかもわかないのでレシピ上げませんが、
ネットで検索するといくらでも出てくるので、
興味のある方は調べてみてください。
2か月くらい塩漬けにして、その後イワシだけ油漬けにする、
という段取りのようです。
塩漬けの際に出る水分はナンプラー(魚醤)」として使えるとのこと。
こういう「漬物」って、
一時期に大量に獲れてしまう貴重な食材を、
無駄なく長く使う知恵なんだなぁ、と改めて思いました。
いわゆる「保存食」ですが。
一度にたくさん獲れたからって、毎日イワシだけ食べるとかできないし、
でも、様々な事情で食べるものが乏しい時に、
漬けておいたイワシがあれば、食いつなぐことができる。
イワシに限ったことじゃなくて、野菜でも、肉でも、なんでも。
昔からいろいろな時期を乗り越えるために、
先人たちが食べ物を保存する方法を積み上げてきたのよなぁ、と
改めて思います。
実は私は、割と便利なところにバッタもの扱っている店があるので、
アンチョビ含めよく使う海外の食材、
安く出ているときに少し多めに買ってストックしているのですが、
あんまりそういうことばっかりやっていると、
日本のいろんなもの壊れていく一方だしね…。
そうは言っても生活厳しいしね…みたいなモヤモヤは常にありました。
ニボシ含め、日本の伝統食でもイワシの保存食もちろんありますが、
海外のアンチョビを「高いな~」と思いながらもありがたがって買うなら、
自分で作ってみるのもありよな、と今回思いました。
アンチョビって、王道イタリアンな使い方以外でも、
中華のオイスターソース的な調味料としても使えるのね。
青梗菜が安かったので、
ブロッコリーとアンチョビのパスタを青梗菜で作ってみたら、
おいしいんだけど、なんか中華にも通じるものがあるなと思い、
青梗菜のオイスターソース炒めの代わりに
アンチョビで炒めたらそれもおいしかった。
意外と炒飯とかもいけるかもしれない。にんにく効かせて。
何年か前に、日本で牛乳を大量に廃棄したでしょ。
あれ、本当に悲しかった。
先日の「令和の百姓一揆」でも、
「牛乳飲んでね」ってプラカ(のぼり?)出てたみたい。
牛乳を個人で飲むのはある程度限界あるけど、
もっと保存食をうまく活用できないかなぁとずっと思っていた。
あの時は、バター・チーズといった保存食を作っている業者の
キャパを超えたと聞いているけど、
そういう大手の業者だけでなくて、
もっと小規模でそういうのを吸収できる仕組みがあると
いいのだけど。
たくさんの個人宅で、
「え~、今年イワシ安いの?
じゃあめっちゃアンチョビ漬けとくわ~」ってなったら、
豊漁分のイワシもきれいにはけるじゃん。
それで、漬けておいたアンチョビを時間をかけて
いろいろな食べ方していけば、
その分たんぱく質だの油だの塩分だのを、
長く補給できるじゃん。
アンチョビ漬けることができない人に、おすそ分けすることもできる。
そうしたら無駄も出ないし、
世の中に物がない時に自分が困ることもない。
なんか、そういう仕組みがもっとあったらいいよね、と思う。
いろんな食材に対して。
私は自分が成功してお金持ちになったら
あんなことやりたい、こんなことやりたい、
みたいな妄想を昔からよくしていたのですが、
お金持ちになるのを待ってても
せっかくのアイディアが無駄になると思い始め、
私じゃなくても、できる人がやってくれたらいいな、とか、
私ひとりじゃできなくても一緒にやりたいと思ってくれる人もいるかも、
みたいな気持ちで、そういうのブログに書いてみることにしました。
書きたいことたくさんあるので、
何回かに分けてお伝えします。