今に始まったことでは決してありませんが、
日本の状況、政治や社会のこと、女性をめぐる「男性側の問題」、
次から次へと問題が表面化しています。
まぁ問題が表面化すること自体はいいんですよ、表に現れないほうが悪いので。
ただやっぱりそういう問題と向き合うのは、ものすごく大変で、
私は言語化できるようになるまでに、ものすごく時間がかかります。
だいたい鬱になって寝込むからスタートします(笑)
というわけで、昨年来、ブログの記事にしたいと思いながら
なかなか文章化できないでいることが山ほどあるのですが、
今回は、そのごく一部分、比較的ネガティブな感情に負けず、
共有するのが早いほど役に立つ可能性があることだけをピックアップして
記事にしたいと思います。
私自身が長年生理痛に苦しんだ経験から、
生理痛について、もしかしたら改善のヒントになるかもしれないと私が思っていることを
書いてみたいと思います。
私は医師でも医療関係者でもありませんので、医学的な裏付けはありませんし、
医学的な治療をやめなさいという話でも全くありません。
日常生活の中でこういうことに注意をしたら、少し過ごしやすくなるかもしれない、というレベルの話ですので、現在医学的な治療を受けている方や、これから受けようと考えている方は、きちんと治療を受けてください。
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私は長年冷え性で、生理痛もかなり重い方でした。
大学生の時に構内で、生理痛で気を失いかけて保健センターに運ばれ、
その先生方の勧めで病院通いを始めました。
病院通いをしながら自分もいろいろ調べ、自分自身の体の反応を見ているうちに、
最初は大学病院で西洋医学と漢方を併用していたのが、
やがて漢方薬に(西洋医学つまり医師免許を持っている医師で、漢方治療を専門にやっている先生と出会い、保険診療で漢方薬を出してもらっていました)、
その後鍼灸治療をメインにするようになりました。
女性の諸々の不調には、どちらかと言えば東洋医学の考え方があっているように感じます。
私は食事も漢方の考え方を取り入れて、体を温める食べ方をするようになりました。
また、冬場はスカートをはかずにズボンや靴下で足腰を冷やさないようにするなど、
生活の仕方も変えていきました。
私はもともと母が冷え性で、生まれた時からの冷え性(先天的冷え性)、
かつ、実家が東京の中でも寒い地域だったので中学高校の制服でも冷え(友達と「寒くて骨が痛い」という会話をしていました)、
さらには大学時代にドルフィンスイムにはまって無理をしてでも海で泳ぎまくり、芯まで体を冷やしてしまいました(後天的冷え性)。
海で冷したのはまぁ自業自得なので仕方ないですね。
生理痛は本当に地獄で、私の体感としては次のような表現をしていました。
腰骨の出っ張ったところを鉄のかぎづめで下にギリギリと引っ張られ、
その痛みで背骨がギシギシする。
そして骨盤の底(おなかの底)を、鉛の玉がゴ~ロ、ゴ~ロとゆっくり転がり、
鉛玉が動くたびに血管や神経がブチブチとつぶされて、重く深い痛みが続く。
鎮痛剤を飲んでもすぐには効かず、鎮痛剤を飲んでから、一度痛みで気を失って、
目が覚めると痛みが少し収まっている(薬が効いた)というような感じでした。
とにかく辛いので、良くなる可能性があるなら何でもするという感じでした。
ただまぁ、冷え性に関しては私がかかった漢方の先生は、
「冷えを取るには冷した年数分かかる」と言っていたので、
私は20年かけて冷し20年かけてだいぶ楽になったなぁ、という感じです。
もともと体が強い方で、ちょっと無理して1年間で思いっきり冷しちゃった、みたいな方は、回復も早いと思いますが、
私のように元来冷え性で虚弱体質、かつ病気に無知で無理をしていると、
体質を改善するにはそれ相応の時間がかかるようです。
衣類でガードして「外から冷やさない」(特に下半身)というのと、
真夏の熱中症対策以外は冷たいものを飲み食いしない「内から冷さない」というのは、
ノーリスクでできることなので、女性はできるだけなさると良いのではないかと思います。
特に、日本ではどういうわけか、飲食店では通年氷の入った水を出されるので、
本当に真夏の熱中症対策以外は、
冷たい水を当たり前に飲むのも気をつけたほうが良いと思います。
大戸屋さんとか、冷たい水とあったかいお茶と選べるところでは、
「必ず」あったかいお茶を選んでいただきたいなぁと思います。
昔読んだところでは、中国人の男性と付き合っている女性が、
レストランで氷の入った水を出されて、
その男性に「そんなものを飲んではいけない!」と氷を捨てられた、
というエピソードがありました。
今現在は知りませんが、中国では東洋医学が生活の中にきちんと浸透していて、
何が女性の体に良くないか男性もよくわかっているということなんだなぁと感心しました。
日本ではそういう情報がほとんど共有されていないので、
最初の水はおろか、冬場でも氷入りの冷たい飲み物普通に注文している女性が多くて、
見ている私が怖くなります。
飲み物のアイスかホットかを選択するのはほとんど同料金なので、
ホットを選んでいただきたいところです。
あと、近年、鍼の先生からうかがった話では、
生理の時はすごくたくさんミネラルが必要になるのだそうです。
子宮内膜が剥がれ落ちて液体の状態で排泄されるのが生理ですが、
その子宮内膜をはがして液体の状態にするときに
たくさんミネラルを消費するんだそうです。
ミネラルが足りないと、力ではがして排泄することになり、それが生理痛なのだそうです。
まぁこの話は鍼の先生から聞いた話というだけで、ソース確認していないので、
参考程度に聞いていただければよいかとは思いますが。
で、鍼の先生のおすすめのミネラル補給方法は、「ぬちまーす」という沖縄の塩。
(これ似た名前で「シママース」という塩ありますが、似て非なるものなので注意。)
ぬちまーすは、沖縄の海水から水分だけ取り除いた塩で、ほかの塩よりミネラル分が豊富。
私も数年前から使っていましたが、お値段もほかの塩よりはるかにお高いので、
確実に食べる分のみに使っています(菜っ葉ゆでるとかパスタゆでるとかは普通の1㎏150円の生協の塩(笑))。
お値段250gで1080円。高っ(笑)。
あんまり置いているお店ないので通販がいいのかなとは思います。
新宿だと京王百貨店の上の方に沖縄グッズのお店があって、そこで扱っています。
通販は包装とかDMとかめんどくさいので、
新宿使う方でしたら、お店で買った方が手間が少ないかもと思います。
京王百貨店のこのフロアは、富澤商店も入っているので、
新宿使っていた時は、よく食材仕入れに行っていました。
あと、これは私が聞いた話をいろいろつなぎ合わせて考えただけなので、
あくまでも参考程度に考えていただきたいことではあるのですが、
海藻について。
以前、出産直前の韓国の女性とお話ししたことがあって、
その方が、韓国では、出産の前後にワカメをたくさん食べさせる、と仰っていました。
私が東洋医学の食養生で参考にしていたのは、中国の医療ですが、
中国だとどちらかというと、虚弱体質や産前産後・病後などには、
鳥とか豚とかの骨付き肉にクコの実や生姜を加えて煮込んだスープ、
みたいな動物性のものがメインという印象でした。
ワカメってなんかあんまり栄養ないような気がするんだけど…と聞いたときは感じたのですが、後になっていろいろ思い起こしてみると、
日本でも共通するようなこと確かに言われていました。
日本では、海苔とかワカメとかの「黒いもの」を食べると黒髪が美しくなるという言い方をしていました(まぁこんなの昭和生まれの人しか知らないと思いますが)。
子供の頃にそれを聞いたときは、なんかそういう安っぽいダジャレみたいなのどうなの、
口に入れたワカメがそのまま生えてくるわけじゃないんだからさ、と思ったものでした。
ただ、20代以降、自分が体質改善のために東洋医学を勉強しだしたら、東洋医学では、
「髪は血の余り(血余)」という言い方をするということを知りました。
どういうことかと言うと、体調が悪くなって血液が不足すると、
生命を維持することに体が集中するので、髪が抜けて生えてこなくなる。
ある程度体力がついて回復するとまた髪が生えるようになる、ということを表しています。生命維持に最低限必要な分の血液が足りていて、余った分が髪として生えているよ、
という認識です。
で、私はこの人生で出産をしていないので、実体験では知りませんが、
出産で出血したり、母乳育児をしていると(母乳はもろに血液なので)、
髪が抜けるという話はよく見聞きします。
なんかそういうのがぽろぽろと思い出されて、
「あれ、もしかしてこれって、みんな同じこと言ってる?」と思い至ったのです。
私は東洋医学も西洋医学も医師の資格もっていないので、ソースはなく、
ただの個人の推論にすぎません。
なので、医療の代わりには決してしないで、
「生活の知恵をちょっと聞いた」くらいのこととして聞いていただきたいと思います。
ただ、
「出産・母乳育児には血液をたくさん消費する。」
「日本では産後、髪が抜ける女性が多い。」
「韓国では産前・産後にワカメをたくさん食べさせられる。」
「日本では海苔・ワカメなど黒いものを食べると黒髪が美しくなると言われていた。」
「東洋医学では『髪は血の余り』と言われている。」
と並べると、ワカメなどの海藻には、血液を作るのに必要な栄養素が含まれているのではないか?と思われるのです。
あと平安時代とかだと、やんごとなき女性は髪を最大限伸ばしていて、
髪の長さや量、美しさが女性の価値、みたいなことになっていました。
「髪は女の命」みたいな言い回しもあって、なんのこっちゃと思っていたのですが、
これってつまり、髪が豊かで美しいっていうのは、
血液が豊富で健康状態が良い、ひいては妊娠出産に適している、
ということなんじゃないかと思い至ったわけです。
まぁ令和の時代に言うといろいろ問題がありますが、
過去において、健康な子供を産むことが至上命題だった時代が長きにわたってあり、
どういう状態であれば、健康な子供を産むことができるか、というのが、
いろんな形で伝わっていたのだろうと推測します。
やんごとなき女性が、自分で母乳育児をせず、乳母に任せていた、というのも、
母乳育児をするとすぐに妊娠できないというのもありますが、
髪が痩せるからというのもあるのではないかと思います。
まぁなので、鍼の先生から聞いた生理の時にミネラルを大量に必要とするよ、という話と、
ワカメなどの海藻類は血液を作るのに必要なんじゃないの?という話、
なんかどっちも「ミネラル?」という気がするのです。
まぁそれ以外の私にはよくわからない成分もあるのでしょうが。
なので、ミネラル補給を目的に「マグネシウム〇㎎」「鉄〇㎎」とかしか書いていないサプリメントをとるよりは、
海藻類とかぬちまーすとか、他のよくわからない成分が入っていそうな「食品」を日常生活に取り入れることを考えていただくと、害が少ないのではないかなと思います。
あと体に必要なものって「おいしい」と感じるので、妙な中毒や依存症状が出ているのでなければ(甘いものとか辛いものとかアルコールとかジャンクフードとか)、
「おいしい」「もっと食べたい」と感じるものを食べると良いのかなと思います。
私が個人的におすすめなのは、あおさ海苔とアミエビ。
あおさ海苔はみそ汁にそのまま入れるだけなので、ワカメみたいに戻したり切ったりする手間がなくて楽ちん。
というか、私があおさ海苔を異常においしいと感じるので、多分ワカメより私に必要な成分がたくさん入っているんじゃないかと勝手に思っています。なのであくまでも「個人的おすすめ」(笑)
アミエビは、私みたいにビンボー暮らしが長い人でなければ、桜エビですかね(笑)
桜エビ替わりに使っていますが、桜エビよりかなり安いので、ケチらずに使えます。
あおさ海苔・アミエビ(桜エビも)、どちらも富澤商店で大袋で売っています。
料理学校に通っていた時に、中華料理で小松菜と干しエビの炒め物というのがあって、
すごくおいしかったのですが、中華食材の「干しエビ」って高級品です。
一緒に料理していた年配の女性が「これ家で作るなら桜エビでいいわよね」とポロッと仰っていて、私は「そうですよね」と言いながら内心「私はアミエビだな」と思っていました。
まぁもちろん干しエビ・桜エビ・アミエビ、みんな風味は違いますけどね。それぞれに美味しいですよ。
あと桜エビや油揚げを使った炊き込みご飯というのも習いましたが、これもとても美味しかったので、私はアミエビで作っています(笑)。
学校で習ったのは、桜エビの美しい色を生かすべく、薄口醤油を使った春のお料理だったのですが、私は薄口醤油も常備していないのでアミエビと普通の醤油で作ってます(笑)
普通の醤油使う場合は、醤油は香りづけ程度に少なめにして、ぬちまーすで塩味を補強すると、やたらと茶色い料理にならずにすむと思います。(私も昭和の育ちなので、醤油と砂糖の甘辛味とか茶色い料理とか、結構トラウマであんまりおいしいと感じないんです。)
この炊き込みご飯、お弁当やおにぎりにして持って行っても食べやすいですし、
冷蔵庫に入れておいて、忙しい時や体調悪くて料理できない時でも、レンジであっためると美味しく食べられます。
学校のレシピ載っけるわけにいかないので、レシピ出しませんが、
似たようなものはネットや市販の料理本にもあるかと思いますので、
お料理お好きな方はいろいろお試しください。
桜エビ・アミエビあたりは、タンパク源としては頼りない感じはありますが、
殻ごと食べるので、カルシウムとかいっぱい入ってそうな気がします。
(いや、これもちゃんと調べていないので「気がする」だけです。)
そんな感じで、20年以上にわたる冷え対策と、ここ数年の食養生と、あと鍼に通ったりいろいろな要素が複雑に関連しているとは思いますが、
生理痛の痛みそのものは、本当に楽になって、ほとんど鎮痛剤を飲まないで生理を過ごせるようになりました。
ただ、私は鍼の先生曰く「生理の血と一緒に『気』も流れちゃう」らしく、
痛みはないけど、気が遠くなってぐーぐー眠ってしまう、みたいなのが残っています。
東洋医学で言う「気」って、生命エネルギーみたいな感じですかね。
東洋医学は「気・血・水を整える」という考え方をするのですが(水はリンパ液みたいなもの)。
私はこの「気」の流失をしやすい体質で、
生理もそうだし、汗を大量にかいたりすると(これも皮膚表面が緩んでいる(虚している)という症状なのですが)、一緒に気を流失しちゃうみたいで、
ダルくなって動けなくなったり、眠り込んだり、うつっぽくなったりします。
まぁ、もともとがひどい虚弱体質で冷え性で、
冬は毎日カイロを何個も貼ったり、
体重が37kgぐらいまで減ったり(身長161cm)したこともあったので、
本当にそれを思うと、よくここまで元気になったなぁと感慨深いし、
今ちょっとそっと不完全でも、焦らず少しずつでもよくなっていこう、
と思ったりしているところです。
あ、あと「気の流失」とか、「気虚(気が足りなくなる)」ということに関しては、
お日様に当たるのが一番いいみたいです。
日本人女性、本当は日に当たった方がいいです。紫外線とかいいですそんなの、真夏の熱中症の危険がある時以外は。
日本人女性は、私を含め「陽の気が足りない(すごい大雑把な言い方をすればプラスのエネルギーが足りない)」状態になりやすいです。
特に自分に自信がない人、被害者になりやすい人、泣き寝入りをしがちな人、心配性な人、うつっぽい人なんかは、そうだと思ってください。あと依存体質とか嫉妬(憧れではなく)とかもそうです。
もう、お日様に当たってください。タダです、お日様は。
で、少し元気になったら、お肉を食べる量を増やしてください(肉食向いていない人もいますが、ほとんどの日本人女性は動物性たんぱく質足りてない傾向にあります)。
まずお日様。
猫になったと思って、猫のように毎日日向ぼっこしてください。
あるいはスマホを充電するがごとく、日光を吸収してください。
通勤時に意識して日向歩くだけで違います。昼休み屋上でお弁当食べるとか。
私は公園の芝生で編み物したりします。便利です編み物。一人で座っていると間が持たないことってあるかと思いますが(笑)
あと新宿をよく使っていた時は、新宿御苑の年間パスポート持っていました。
成城石井とかで安くなってるお弁当とか買って、新宿御苑の芝生やベンチで食べていました(笑)
私は喫茶店とかに入ると、人の会話とかなんかイライラしたエネルギーみたいなのにやられちゃうので、人混みをさけて安全スペースを確保する努力をしていました(笑)
あと、先ほど漢方についてちょっと書いたので、補足しておきます。
日本では東洋医学がきちんと理解されていなくて、
西洋医学の勉強しかしていない医者が、平気でめちゃくちゃな漢方薬出して来るので、
病院を選ぶときは注意が必要です。
漢方と西洋医学の診療はまったく異なる体系なので、
脈を診る、目の下を診る(あっかんべーの形)、舌を診る、おなかを触診する(痛みや張りなどを触って確認する)などの漢方の診療方法をとらない先生は、
少なくとも漢方薬をきちんと出すことはできない先生だと思ってください。
基本、飲んでまずい漢方は体にあっておらず、毒です。
まずい漢方薬を出す医者はやぶ医者だと思ってください。次の時に「まずくて飲めませんでした」と言ったら「あ、ごめんなさい」と言って薬を替えてくれる先生は大丈夫です。
私は最初大学病院でツムラの漢方薬を処方されていましたが、
まずくてどうにも飲めない薬を「良薬は口に苦しって言うし」と思って我慢して飲んでいたら、胃が痛くなって食べられなくなりました。
漢方の名医を見つけてそこにかかるようになってから、
その薬のことを伝えて「これは出してほしくないです」と言ったら、
「あなたならそうでしょうね」と言って、すごくおいしい薬を出してくれました。
ちなみにその時飲めなかった薬は当帰四逆加呉茱萸生姜湯(とうきしぎゃくかごしゅゆしょうきょうとう)、漢方の名医が出してくれたのは人参湯(にんじんとう)に附子(ぶし)を加えたもの。あと十全大補湯(じゅうぜんたいほとう)とか。
当帰四逆加呉茱萸生姜湯は冷えがある人の生理不順など「婦人病」の薬とされていますが、私よりも体力ある人向けの薬。
当時の私は冷え切って体力も最低レベルだったので、最低レベルの人向けの人参湯(高麗人参)にさらに附子(トリカブト)を加えたもの。十全大補湯は体力落ち切っている人に対して十種の生薬が全てを大きく補うという処方(と以前聞きました)。
薬の効果で体力が上がってくると、体力のある人用の薬が美味しく飲めるようになります。
ちなみに風邪薬として有名な葛根湯(かっこんとう)も、体力ある人向け。
当時私が風邪を引いた時にその漢方の名医が出していたのは、真武湯(しんぶとう)という普通の人が危機的状況に陥ってもう脈拍落ちてきたくらいの時に気付けに使うような薬(笑)。その先生も「危機一髪っていう時に使う薬よ(笑)」って言っていました。
そのくらい体力なかったです、私(笑)
今でこそ笑い話ですが、15年くらいお世話になっている鍼の先生も、
私の一番最初の診立ては、「枯骨様所見(かれぼねようしょけん)」だったそうです。
生きているんですが、死んで白骨化した骨みたいに固くて弾力性がなく生命力に乏しい体、という意味です。
いや、ひどかったですね。
そんなんでもがんばって生きて、仕事して、がんばって自分を労わって、治療して、
偉かったな私(笑)
いまだにこの人生で何にも成し遂げていませんが、
ここまで元気になったことがすごいことだなと、今改めて思いました(笑)
なので漢方薬については、本当に漢方の診立てをできる先生を見つけるのが難しいかもしれませんが、「不味いものは毒」と思って、たとえ大学病院で出されたものでも、
ご自身がまずいと思えば飲むのはやめたほうがいいと思います。
まぁもちろん、外科手術とかある種の難病とか、大学病院というか大病院でないと難しい治療というのはありますので、適切な役割分担ができればいいんじゃないかなとは思いますけどね。
事故やケガとか、現代社会からなくなることはないですし。
ただ私個人は、人生の比較的早い段階で、大学病院の先生だからってすごいわけじゃないんだということを実体験で知ることができたのは、良かったと思っています。
変な権威主義に陥らないですんだので。
ま、でも本当に数年前にも父が軽い皮膚がんで、大学病院ですごくきれいな手術をしていただき(皮膚のしわまできれいに再現してくださいました)、その後の経過観察も丁寧にしていただいたので、良い病院、良い先生にめぐり会えたことを、家族一同感謝しました。
その先生やその病院の得手不得手を理解して、こちらが対応すればいいのかなと思います。
それこそ漢方の名医のいる大学病院もあるでしょうし。
※今治療中の方は、いきなり大学病院の治療をやめるみたいなことは絶対にしないでください。もし不満足な点がある場合はセカンドオピニオンというか、いくつかの信頼できそうなところを探して比較検討し、慎重に対処してください。