柚子の季節が終わる前に書いておきたくて、
エコの記事の前に別記事挿入します。
これも食についての話なんですが、
もう番号つけるのめんどくさいので、連載形式やめます(笑)
私の住んでいる地域だけかもしれないのですが、
今年はかんきつ類とか柿とか当たり年のようで、
近くを歩いていると、
あちこちのお庭で柚子だのミカンだの柿だのなりまくっています。
かつ、どこのお宅もどうしたらいいかわからなくて
持て余しているようで…。
私昨年、実家の庭の柚子を使って
ゆず茶を仕込みました。
韓国の方のサイトでレシピが紹介されていて、
その通りに作りました。
その方が仰るには、作った冬に飲み切るならはちみつで、
もっと長く持たせたいなら砂糖で漬けるとよいとのことでした。
私ははちみつで漬けたのですが、
今年前半、いろいろあって(いろいろあるのはいつものことですが)
飲み切れませんでした。
で、2か月くらい前に冷蔵庫の中に
未開封のゆず茶が1ビンあることに気が付いて、
どうしようかな、と。
見た目も匂いもおかしくないから大丈夫そうなんだけど、
1年くらい放置してるし、でも捨てるのももったいないし…。
で、お湯注いだだけで飲むの若干不安だけど、
加熱すりゃいけるんじゃね?と思って、
パウンドケーキに入れて焼いてみたら、激うま。
いや、バナナとクルミのケーキ焼こうと思って、
いい具合に傷んだバナナ買ってきてたんですが、
味見で1本食べたら美味しすぎて全部食べちゃったんですよ(笑)
あれ、ケーキ何で焼こうかな、と。
バナナとクルミのケーキのレシピって結構応用が利くので、
料理する方は知っておくと便利かも。
つぶしたバナナ(&クルミ)を入れる部分を、
水気の多い他のものに代用することができます。
私は今回のゆず茶(つまりジャム類でもOK)、
ヨーグルト・ラムレーズン・ホワイトチョコで作ってみましたが、
どっちもめちゃくちゃ美味しかった。
オレンジ風味の焼き菓子食べたいときって
製菓材料店でわざわざ外国産のオレンジピール買ってたんですが、
いや、バナナケーキのレシピ使えば、
もっと手に入りやすい柑橘風味のものって、山ほどあるじゃん。
で、この経験があったので、
ゆず茶余っても全然OK!と思って
当たり年の今年、ゆず茶漬けまくることにしました。
一度に全部やると本当にしんどいので、
何回かに分けて漬けてます。
ゆず茶は、刻んだ柚子とはちみつをビンに入れて
2週間くらい熟成させるのですが、
1回目に漬けたとき、
用意したビンに入りきらなくて、ちょっと余っちゃったんです。
どうしたらいいかわからなくて、
とりあえず紅茶淹れて残ったゆず&はちみつ入れてみた。
これが普通にめちゃくちゃおいしい。
え、私、また先入観にやられてた?
紅茶に入れるのはレモンと砂糖じゃないといけないと思ってた???
柚子とはちみつで、全然おいしいんですけど???
そういや夏にはオレンジのはちみつ漬け作ってハニーオレンジティーとか
作ってたけど、あれもオレンジじゃなきゃいけないと思ってた???
ま、ぶっちゃけ、オレンジの代わりに日本の夏ミカンで作ったら
あんまり美味しくないなと思ったことはあったんですが、
甘味足りなかったら、はちみつの量増やすなり、
飲むとき砂糖足すなりすりゃいいのよね。
紅茶に入れたり料理に使うために、
ビン入りのレモン果汁買ったりしてたんだけど、
どこのメーカーのはイスラエル産のレモン使ってるとか、
裏の産地表示チェックしたり、
ちょっとなんか疲れちゃってたのよね。
あと、近年スペイン語勉強しているもので
中南米の文化にも親しんでいるんですが、
セビチェという美味しい料理があるんですよ。
魚介と野菜・豆・果物なんかを使った
マリネのようなサラダのような、日本人が好きな味。
地域によっていろいろなレシピがあるので、
お好みのものを見つけていただくといいなと思うのですが、
特徴的なのが、酸味にお酢じゃなくて柑橘類を使っていること。
レモンだったりライムだったりということだと思うんですが、
これも柚子で良くね?
つか、ライム使う料理・飲み物、柚子で良くね?
いや、もちろん風味違いますよ。
でもジャパニーズ・ライムとか言っちゃって柚子使って良くね?
自分と、近しい人が楽しむ分には。
柚子じゃなくても庭に夏ミカンみたいなのなる木があるなら、
それで良くね?
以前、エコロジーカフェのキッチンで働いていた時、
キッチンメンバー全員女性だったもので、
フルーツもよく使っていたのね。
夏ミカンみたいな柑橘の加食部分をサラダに和えたり、
キンカンをサツマイモと煮たり。
そのお店は無農薬の食材を使っていたものだから、
夏ミカンの中身だけ総菜に使ったら、
皮は冷凍保存しておいて、後で砂糖で煮てマーマレードにして、
マフィンに焼きこんだりとか。
いや、ほんと、食べ物・料理が好きな私としては
心癒される経験でした。
ただ、これを自分でやろうとすると、
無農薬の食材手に入れるのが大変。
というか、無農薬の店はあるが、高い。
贅沢な話よな、と思ってはいたのだが、
あるじゃん、庭に。
自分の庭なくても、実家の庭とか(笑)
今は隣近所との関係性づくりが難しいから、
おすそ分けはあんまり機能しない地域も多いけど。
エコロジーカフェで働いていた時は、
スタッフ同士のおすそ分け結構ありました。
実家から送ってきたもの(それこそ柚子)が食べきれない、とか、
自分の畑でとれたものが食べきれない、とか。
そういう信頼関係がある場所だといいんですけどね。
信頼関係以前に「料理するのか?この人」から始まって
おすそ分け言い出せなかったりすることもありますが。
あと、そのカフェで「塩レモン」なるものを作っていて、
鶏肉に合わせたりしていたのですが、これが絶品。
というか、フレッシュネスバーガーでも
「ねぎ塩レモン」なる味付けがあって、
それが好きだったことを思い出しました。
で、「塩レモン」作ってみたんですよ、実家のレモンがなった時に。
ちょー簡単。
レモン切って塩漬けして熟成させるだけ。
で、塩レモンとネギを一緒に叩いて少しなじませたら、
焼いた鶏肉に載せてどうぞ。
鶏肉に限らず、ちょっとさっぱりしたタレで食べたいものには
なんでも合いそう。
(ちなみに料理で「叩く」という表現が出た場合は、
「包丁で細かく刻む」を意味している場合が多いです。
特に、私のような年配の人が使っている場合(笑)
若い人はあんまり使わないかも。
「包丁の背で叩く」とか「ビン底などの鈍器で叩く」という場合もありますが)
塩レモンはモロッコ発祥の調味料なのだそうですが、
皮までまるごと使うので、
庭に柑橘類のなる木があるなら、それ塩漬けするといいんじゃね?
農薬の心配いらないし。
まぁホコリや排気ガスはかぶってるので、
よく洗わなければいけないのは他のものでも同じですが。
というわけで、
私は今、柚子をはちみつ漬けにしてビンに詰めてます。
ゆず茶が一段落したら塩漬けも作ります。
あと、はちみつ漬けだけじゃなくて、
コンポートにするのもありかと。
コンポートはワイン・砂糖・スパイスで果物を煮た保存食。
ま、要は一度に食べきれないものとか、
そのまま食べてもあんまり美味しくないものを、
アルコールや糖分や塩やら使って、保存性高くして
味も調える、ということ。
先人の知恵です。
この、庭の果物豊作の近隣眺めてて、
いや、日本、食べ物あるんだわ、と改めて思ったのね。
庭の果樹に肥料やったりしてないのよ、どこの家も。
何十年と植わっていると、毎年勝手にマイペースに果物なるんだわ。
豊作の年とそうでない年とかは、もちろんあるんだけど。
家主が高齢でもう老人ホームとかにいらっしゃるんだろうなぁと思われるお宅の庭も、
果物本当によくなっている。
でも、世の中がおかしいから、
こういう食べ物無視して、
給料が上がらず物価だけ上がって、食べ物が買えない、
という状態になっている。
いや、どうしたらいいんだろうね。
食べ物、あるの。
でも、料理できないの。
あるものをどうやって食べられるようにしたらいいかわからないの。
だって、私が「ゆず茶余ってもケーキに焼きこんだらいいから全然OK!」とか言っても、
ケーキ焼く習慣のある人、どのくらいいるの?て状態。
ケーキ焼けるオーブン持ってる人、どのくらいいるの?
電子レンジはあっても、オーブンはどうだろう?
まぁ、オーブントースターでも小さいものは十分焼けるけど。
それにゆず茶作るのも結構な刻み作業があって、
刻み作業に慣れていて、よく切れる包丁がないと、無理。
あんまり料理しない人って「切れる包丁」怖がったりするし。
そうすると、自分ちの庭や実家の庭・知人の庭にいろんなものがなっていても、
「料理する」という選択肢が消えて、
「スーパーでいくらで果物が買えるか」という思考回路になる。
どうしたものかね、こういうの。
昔、実家の庭にキウイの木があったんですが、
とんでもなく実がなるのね。
「キウイは売るほどなる」って言うらしいんですけど。
昔、祖母が住んでた団地にもキウイの木植えてる方いて、
死ぬほどなってた、ほんとに。
フツーの家の庭にこんなになるのに、
なんでニュージーランド産のキウイ売ってるのよって話。
(ちなみにキウイの木はマタタビの仲間なので、
他所んちの猫がキウイの木の下でくつろいでたりもします。)
甘くなかったら、コンポートなりジャムなりにしたらいいじゃん。
ホットケーキミックスで焼いたホットケーキだって、
キウイジャムとバニラアイスとか乗っけたら、
おしゃれスイーツよ?
そんなオサレなもの家で作れるのに、
大して美味しくもないのに高いカフェスイーツ、必要なくね?
いや、めっちゃ美味しい店はいいのよ。
「あの店のあれが食べたい!!!」つって行く店は。
でも、懐具合もいまいちで、なんか疲れて寂しくて、
甘いものでも食べたいなぁ…みたいな時。
自分を慰めたい気持ちと、財布と、相談、みたいな時。
「あ~、家に帰ればあれ食べられるなぁ」と思えば、
カフェのメニューの値段見比べてウロウロ歩き回ること減らない?
ま、これにはちょっとコツがあって、
ホットケーキ焼くときに多めに焼いておいて、
適当な大きさに切ってラップして冷凍しておくと良いです。
疲れて帰って来た時に、ホットケーキミックスといえども
一から焼く気力は、私にもない(笑)
ホットケーキじゃなくても、
スーパーで売ってる切り落としのバウムクーヘンとかカステラの類、
切って冷凍しておく。
で、食べたいときにレンジでチン。
バニラアイスと作ってあったフルーツジャムとか乗っけると、
冷蔵庫の中のものいじっただけで、
さっき見たカフェスイーツより豪華なものできちゃうんです。
まぁ、お金ある方は、カフェ行こうがどうしようが、
お好きになさればよろしいんですけども。
人が作ってくれたケーキ、人が淹れてくれたお茶が、
心を癒すことがあるのも事実なので。
なんか話がまた脱線しましたが。
近所を歩いていて、
古いお宅や、お子さんの代がそのまま家を継いでいるようなお宅は、
以前からのお庭が維持されていて
花が咲いたり果物がなったりしているのですが、
持ち主が変わって、建物立て替えて…というお宅は、
お庭を造らないことが多いように見受けられます。
まぁ、庭作っちゃうと植木屋さんにお願いしたり、
自分でもやらなきゃならないこと山ほどあって、
大変なのはもちろんその通りなわけで。
ただ、敷地いっぱいに立った新築の大きな家と
コンクリートの駐車場に家族の人数分くらいの車が停めてあるのを見ると、
すんごい複雑な気持ち。
一つは、純粋にその経済力がうらやましい。
私は「会社勤めがもうできない」と認識した時からずっと、
経済的に立ち行かなくなって自死、という可能性が
頭の中に常にあるので、
いや、こんな立派な家建てて、こんなでかい車何台も買って、
私が抱えている悩みをこの人たちは感じることがないんだなぁ、
という、本当にその安心感がうらやましい。
一方で、今は大丈夫と思っているんだろうけど、
こんなに身ぐるみ剝がされたような生活でいいんだろうか?という感覚。
もちろん、身ぐるみ剝がされた生き方しているのは私なんですけども、
日本の常識で言えば。
何と言うか、タワマンに住んでいる人にも感じるんだけど、
そういう経済力とか社会的立場とかは純粋にうらやましんだけど、
何かあったらどうするんだろうな、と思うんですよ。
数年前には5kg 1,500円で買えてた米が、今5,000円近くするわけじゃないですか。
で別に日本の米がとれなくなったわけでもなくて、
日本の米を輸出すれば自分の懐にお金が入ってくる政治家がいて、
アメリカの米を輸入すれば自分の懐にお金が入ってくる政治家がいる、
というだけの話なんですけども。
でも、庶民の立場では1,500円だったものを5,000円で買うしかない。
ありふれたものの代表格だった米でさえ、この始末。
コロナ自粛時や災害時にトイレットペーパーなくなるとか、
そういうことも昔からあるわけで。
なんだろうな、とても裕福な特権階級だから大丈夫、
と思えるほどの金持ちなのかな。
よくわからないんだけど。実際そういう人もいるんだろうけど。
ただ、新築の大きな家にコンクリートの駐車場にたくさんの車を持つこと、
駅前のタワーマンションに住むこと、
が、成功している人のルートみたいに思われて、
たくさんの人がそれを目指すようになると、
それだけ「市場価格に振り回される人」が増える、
と感じるのね。
なんかあった時にパニックが起きやすくなる。
さっきキウイの木について触れた時、
「祖母の住んでいた団地」と書きましたが、
その団地とは、青山表参道を一本奥に入った都営住宅でした。
今はもう建て替えられて金持ち向けのタワマンと都営住宅になっていますが、
先日のオリンピック前までは、昭和そのままの団地がありました。
その団地では住民が庭の部分を畑にしていて、
本当にいろいろなものがワサワサなっていました。
祖母が生きていた当時、祖母は生ごみをゴミ回収に出さず、
畑に直接埋めていました。
コンポストとかも使わず穴ほって埋めてました。
それでナスだのキウイだのがワサワサなっているので、
長年ミミズだの良い菌だのが住み着いている良い土壌なんだなぁと思いました。
もう今は跡形もありませんが、
ほんの数年前まで、青山の表参道一本入ったところに、
そんな団地があったなんて、想像できますか?
生ごみ直接畑に埋めて、その畑から「売るほどの」キウイとか野菜が取れるような、
なんかもうちょっとしたユートピアですよ。
青山みたいな土地で、そんなことができてたんです、
長い年月、住人がそうやってきたので。
私が言う「身ぐるみ剥がされた」の感覚って、こういうことです。
都営住宅の住人なので、決して金持ちではありません。
でも、どうやって生ごみ出すかとか考える必要もなくただ階下の畑に埋め、
食べきれないほどの野菜や果物が何かしらかいつもなっている。
突然日本円が紙くずになっても、とりあえずそこでは食べ物が生まれてくる。
もちろん、水や燃料やその他もろもろ、
生きていくのに必要なものはたくさんあるので、
そこが完全な自給自足共同体だったと言うつもりはありません。
でも天候が悪くて不作なのではなく、
政治経済的な事情でなにがしかの食べ物が市場から消える時、
それが庭から取れたら、気が楽じゃないですか?
もちろん団地の庭で米作っていた人はいなかったと思いますが。
でも米やばそうだからイモ植えとこうか、みたいな判断はできる。
果物高くて買えなくてつらい気持ちになるときも、
庭の柑橘で作ったジャムとかあったら、
買わなくても果物楽しめるじゃないですか。
こういう感覚って、
もっとたくさんの人と共有できたらいいなと、
私は思ったりするのですが、
どうしたらいいでしょうね。
ちなみに私、
一人で黙々と大量の柚子をゆず茶に仕込んでいたら
作業多すぎて心折れそうになることが何度かあったんですが、
「みんなで季節の果物を仕込もう☆」ワークショップとか
やるといいんですかね。
食品は食中毒とかいろいろ難しい要素が多いんで(特に保存食)、
友達でそういうことを望む人がいたら、一緒にやる?みたいな感じかなぁ。