2025年3月2日日曜日

マトリックスの中の日本

アメリカでトランプ政権が発足してから、
ものすごい勢いで物事が変化しています。

今回の大統領就任後のトランプの動向を見て、
私は、タッカー・カールソンのプーチンインタビューを見たときと同じようなショックを受けました。
「ああ、これは完全にプロパガンダにやられていたな」、と。

トランプのここまでの動向、
綿密に練られて準備されていたものを、時が来た途端に矢継ぎ早にはなっている状態。
バカがやることでも狂人がやることでもない。

何よりもロシアと穏便に話をまとめて戦争を止めた。
就任前からプーチンと協議が進んでいたのだろう。

プーチンが冷酷な悪人だと言われ続けていたのと同じように、
トランプがバカだの狂人だのと言われていたのも、
トランプの存在が不都合な人間が、そういうイメージを世間にひろめていただけだ、と。

とはいえ、Qアノン界隈のようにトランプが神に選ばれた救世主だとまでは思いませんし、
まぁどちらかと言うと嫌いなタイプの人物であることには変わりありませんが。

ただ、「トランプが嫌い」「トランプは悪者」という先入観を持ち続けていたら、
今の国際情勢、まったくもって読み間違えると思います。

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ウクライナの問題について、
世間で「ロシアの侵攻」と言われるものが始まった初期の頃から、
幸いにも私は日本のマスコミ以外の情報源を持つことができていました。

と言っても、単によく閲覧していたツイッター発信者がこのあたりの情勢に詳しくて、
「アメリカの歴代民主党政権が仕掛けていたことが現実化しただけだ」と
こともなげに発信していたのを見ていた、というだけのことですが。
その時点で、ビクトリア・ヌーランドなる人物の名前も挙がっていました。

「ロシア侵攻」の第一報の時は、
大国ロシアが弱小国に攻撃を仕掛けたと思ってうつになりましたが、
どういうわけか、自分の感情や思考の決定にストップがかかりました。
ロシアに対する怒りや、ウクライナに対する同情にもストップがかかりました。
「なんだかよくわからないから少し待とう」と思って感情を動かさずにじっとしていました。

そうしている間に、先のツイッター発信者のツイートや、
ウクライナ情勢について本当に詳しい学者の記事などが目に入るようになり、
ウクライナがオオカミに襲われる子羊なのではないことがわかってきました。

ゼレンスキーは一躍、時の人となり、
日本の国会でもゼレンスキーの遠隔スピーチがありました。
自民党は「これを機に日本も戦争に参加できる」とばかりに舞い上がっていましたが…。
あのゼレンスキーのスピーチ、
ネット上では、「練られすぎている」ということを言う人がいました。

日本は憲法9条によって戦争をすることができない、
だから武器の供与や自衛隊の派遣を依頼してはいけない。
その代わり、戦争が終わった後で「復興支援」という形で経済支援を依頼する。
自民党が戦争したいから戦力を提供したいと前のめりになっても、断る。
これ「ウクライナ人ではなくアメリカ人が脚本を書いていないか?」と言っている人がいました。

この国会スピーチの時、ゼレンスキーに対してスタンディングオベーションしなかったの、
れいわ新選組だけ。
「まだ状況が把握できないから」という、至極まっとうな理由で。
2020年の東京オリンピックについて反対したのも山本太郎だけ。
山本太郎本人や、れいわ新選組について、いろいろ言われているのは見聞きするし、
実際時々やらかしているなと思うことはあるけれど、
こういう点、本当に大事。
政治という、国民の生命・生活を預かる立場にある人は、こういう慎重さが本当に大切。
(一方で、共産党は、自民党のプロパガンダによって嫌われ者に仕立てられているゆえに、
非協調的な立場を取りにくくなっているんじゃないかとも思う。)

実際のところ、アメリカの歴代民主党政権が、
ウクライナという土地を使ってロシアに戦争を仕掛けた。
同じことが日本にも起こりうる。
日本という土地を使って、アメリカが中国に戦争を仕掛ける。
ウクライナのレアアースや農地、日本近海の油田(未開発)も狙い。
ゼレンスキー政権が自分の利益のために故国を売ったように、
日本の自民党政権も自分の利益のために日本を売るだろう。
その売国奴が自民党+公明党+維新だけでなく、国民民主党+立憲民主党その他まで
どんどん拡大されているのが本当に情けない。

正直私は、
トランプ政権発足後に起こっていることが、
現実に起こるとは思わなかった。
もっと絶望していた、この世界に。

タッカー・カールソンのプーチンインタビューで、
プーチンが「冷戦終了後、役割がなくなったはずのCIAがまだ存在し続けていて、
無駄な仕事をし続けているのが悪い」という意味のことを言っていたのは見たけど、
トランプが大統領になったとたん、CIAまで解体されるとは思わなかった。

USAIDという組織については存在も知らなかったけど、
なんか日本に悪い金ばらまいて操作している奴いるよな、とは思っていた。
(なんかおかしい、と私が最初に思ったのは、
2011年東日本大震災当時の、菅直人総理への猛烈なバッシング。
これについては今ここではなく、またどこかで書きたい。)

脱線したので話を戻すが、
「一般人に見えていることと違うことが起こっている」から、
「見たままのことに対して感情を動かしてはいけない」と決定的に思ったのは、
ウクライナ在住の日本人と、ロシア在住の日本人のツイートを見たとき。

ウクライナ在住の日本人は、
日本のテレビ局から「アゾフに所属する女性兵士を紹介してほしい」と依頼されたことについてツイートしていた。
「できれば金髪美人のシングルマザーがいい」と注文されたそうだ。
『悪魔のプーチンから、幼い子供と国を守るために、独り身で戦う金髪美人の女性兵士』、
という絵が欲しいわけ。
彼女が戦いに苦しむ様を日本で放送して、お涙頂戴、
「悪のロシアを憎み健気なウクライナを応援する自分」に酔う日本人を大量発生させたいわけ。完全に思考停止させたいわけ。
こういう「わかりやすい絵」をマスコミが作ろうとしているときは、本当にやばい。

さらに悪いことに、
ウクライナ在住の日本人はアゾフがネオナチであることを百も承知、
「その女性兵士が一般人に危害を加えた場合はどうしますか?」とテレビ側に尋ねた。
テレビ側は、「それは絶対に隠します」と答えたとのこと。

も、ダメでしょ、この話。この時点で。
ぶっちゃけ私、この時点で「アゾフ大隊」という言葉、知りませんでしたよ。
ざっくりネットで調べて、「あ、やばい経緯の組織なんだ」程度。
でも、このやりとりで、日本のマスコミ側に明らかに日本人の世論を誘導したい意図があることが見える。

それともう一人、ロシア在住の日本人バレエダンサー。
彼女は、経済制裁を受けたロシアが困窮し、スーパーマーケットの棚が空っぽになっている写真が欲しい、と言われたとのこと。
でも、ロシアは豊かな国で、スーパーの棚がカラになることなんてない。
「そんな状態になっていません」と応えると、
「棚のものを一時的に撤去してでも、そういう絵を撮ってほしい」と頼まれて断ったとのこと。

ウクライナ在住の日本人も、
ロシア在住の日本人も、
どちらも「困惑」していました。

「現実なんてどうでもいい、どうせ日本に住んでる日本人には何もわからないんだから」
そういうことを、日本のマスコミからつきつけられて、
「困惑」していました。

だめでしょ、これ。
絶対に乗っちゃだめな話でしょ、これ。

私はたまたまよく見ていたツイッター発信者が「アメリカの歴代民主党政権が仕掛けていたことが現実化しただけ」と発信していたのを見ていたけど、
それを知らなくても、
「日本のマスコミがこういう行動をしている時」って、
絶対乗っちゃいけないヤバい祭りだって、わかるでしょ。

コロナ禍当初、都内の地下鉄の駅員が集団感染した時、
日本のマスコミ、
「意外な盲点」と銘打って、駅員が使う手洗い場の蛇口が感染源だったと報道していたよ。
んなことあるかボケッ!と関西人じゃなくても突っ込むわ。
そら満員の通勤電車の対応が原因に決まってるだろが!!!

満員の通勤電車でコロナが蔓延する。
それはもう、一般人が誰でもそうなるに違いないとわかっている。
でもそれが実際に起こったと報道すると、
政府としては、補助金を出して通勤をやめさせなければならなくなる。
(かつ、東京オリンピックの開催も難しくなる。)
だから、「満員の通勤電車でコロナ感染が起こった」とは絶対に報道してはいけない。
「意外な盲点の駅員用の手洗い場が感染源だったので、通勤電車は安全です」と、
マスコミに報道させる。

誰が信じるかって言うの。

ただ、自分の職場が動いている以上、通勤しないわけにいかない人がほとんど。
だから、自分でマスクやうがいなどで防御しながら通勤し続けた人が多かったと思う。

でもそれと、
「マスコミの言っていること(政府の言っていること)を信用するかどうか」は、
まったく別次元の問題だと思う。

前から日本のマスコミだめだろとは思っていたけど、
コロナ禍とオリンピック報道で、
むしろ「日本のマスコミと政府の言うことは、真逆が正しい」くらいの認識になった。

その前置きがあっての、ウクライナ情勢報道。

なぜ、ウクライナ情勢についてだけは、政府と日本のマスコミの言うことを信じるわけ?

いや、日本政府とマスコミがこれだけ「ロシアが悪い、ウクライナかわいそう」と言い続けるなら、それだけで、「もしかして、違うの?」と思うべきじゃない?

なんとなく、このあたり、
「自分が良い人でありたい」という欲に負けているような気がする。
まさにそこを狙われて、思考停止に追い込まれているような気がする。

あと先日、「人間には『速い思考』と『遅い思考』があって、『速い思考』ばかりしていると判断を誤ってバカな行動になる」という解説動画を見たのだけど、
ツイッター(X)って、『速い思考』を要求するツールなんだよね。
何年か前に、人類学者の人が「現生人類、全員ツイッター適性ありません。こんなに大きな主語で語れることって、めったにありませんから」とツイートしているのを見て、
「あ~、ツイッター向いてないと思ってやらない自分、間違ってなかった~」と思いました。

「自分は社会的に良い人でありたい」と、
「ツイッターは『速い思考』を要求する」が組み合わさると、
あんまり深く考えずに「とりあえず正しそうなことに飛びつく」が生まれる。
で、さらに悪いことに、
「一度決定して社会的に発表してしまった態度を改めるのは至難の業」。
なぜなら、発表した自分の態度に対して、賛成とか反対とかの反応が付くから。
その賛成・反対の反応に対する「自分の感情的な反応」があって、
そこにつかまる。

SNSって本当に難しいと思う。

「え、ちょっとわからない」と思ったら黙って立ち止まる、ができなくなる。

ゼレンスキーの国会スピーチの時に、
スタンディングオベーションしなかったれいわ新選組は、ここが本当に立派。
この用心深さ、本当に必要。

だって実際、ゼレンスキーはアメリカ民主党政権が用意した食わせ物だった。


と、いうことがもうわかっていいんじゃないかと思っていたら、
日本のマスコミと、日本の世論、まだ迷走している。

善人でいたいタイプの人が、
「ロシアが侵攻してくる危険性があるから、アメリカに護衛してもらってウクライナの選挙をやればいいんじゃないか」みたいなことをポストしていて、
「うん、その思考労働、全部無駄だね」と思った。

完全にマトリックスの世界だなと思った。
なんか上から大きなカプセルみたいなものをすっぽりかぶせられて、
その中で「これが現実です」というものを見せられている。
その見せられたものに対して、「善人としての自分」が心を痛めて善後策を考えたり、自分と意見が違う人を非難したりしている。
映画『マトリックス』だと、そういう人間の生体エネルギーを機械が動力源として使っているんだけど、
この日本の場合はどうかな、思考・感情のエネルギーを吸い取って動力源にしている上位の存在がいるかどうかわからないけど、がっつり金持ってかれてるよね。
嘘の世界像見せられて感情動かして思考労働して、
現実に対して思考停止している間に、
大金持ってかれているよね。金ってエネルギーの一形態だけどもさ。

いい加減気づけよ、と思う。
マトリックスの中にどっぷりつかった日本人。
吸い取られてるぞ。

ウクライナへの支援金はキックバックがあるとのこと。
ウクライナ支援に固執する政治家、企業、全部「税金で私腹を肥やす」ことが目的。
能登の復興そっちのけで、ウクライナ支援に固執する存在は、
東京オリンピックを強行したもの、大阪万博を強行するものと同じく、
「国を食いつぶす存在」。
まぁ、日本の大手ほとんどということになるのだけど。

今、トランプがやっていること、
かつてプーチンがやっていた「オリガルヒ」を排除すること、
それらって、「その国を食いつぶす存在」を排除すること。
私は「ディープステート」という言葉を使う人たちがあまり好きでなかったけど、
まぁ日本語で「既得権益」と言うべきだなとは、今思う。

今、日本で「トランプはバカ」「トランプは狂人」説がまことしやかに通っているの、
「既得権益」層が、自分たちの利益を守りたいからよね。

マトリックスの外に頭出してから、考えようよ。

それと、最後になりましたが、
ウクライナの政治家や支配層は問題行動を起こしていると思いますが、
戦争の実際の被害にあった市井の人々は、他の戦争・侵略行為と同じく被害者で
救済されるべきだと思います。
今の日本のキックバック目的で「ウクライナ救済」を言う既得権益層が一掃された後で、
そして、積み重なる日本の問題がいくばくかでも改善された後で、
日本に余力があるのなら、支援するべきだと思います。
今は、まず日本国内を立て直すことが先決。
日本は今や、日本人が生きていくことすらできない社会になっている。
今、この時点で「ウクライナ支援」を言う政治家・企業・団体は、
日本の破壊者にほかならない。

2024年12月31日火曜日

年末の散文

文章を書こうとして、書けなくなって、結局年末になりました。
悲しいこと、苦しいことが、世の中から伝わってくるたびに、
怒りを持って文章を書こうとして、
こんな書き方しちゃいけないな、と立ち止まる。

少し待つと、実際、良いニュースも聞こえてくる。

星野源さんが、性加害を受けた人たちが、そのことを思い出して再び苦しむことがないように、と紅白で歌う曲を変えたりとか。
その際に、あらゆる性加害行為を容認しないとはっきり表明してくれたこととか。
そもそも、この曲を今歌うのは、苦しんでいる人をさらに苦しめる可能性があるからやめた方が良いと、X上で星野源さんに訴えたのが男性の音楽関係者であったこと、とか。

そう、決して決して、冷酷な人だけしかいない世界では、ない。
それがちゃんと見える。


今年の1月1日に、能登が震災の被害にあってから、そのまま1年が終わってしまった。
石川県の馳浩知事は、国会議員だった時に、
行き場のない少女を保護するための活動をしていた仁藤夢乃さんの訴えに、
見学と称して大勢で押しかけた挙句、少女に性的な接触をし、
国会を追放された人物。

仁藤さんは、家庭が安全ではないために街に逃げ出して居場所を探している少女を、
性搾取から守るために避難場所を作っていた。
大人を信用せず、特に男性を怖がる可能性があるから、
見学には少人数で来てほしいと仁藤さんが訴えていたにも関わらず、
馳浩は、大勢で押しかけ、少女の尻に触り、
それを仁藤さんにとがめられると、
後日、居丈高な態度で仁藤さんに謝らせようとした、本物のクズ。
それを国会で取り上げられて、追放された。

なぜ、そんなのを知事に選んだんだよ、と思った。

そして、震源の珠洲市は、住民が反対して原発を建設させなかった場所。

私たちへの、最後の通告だよね、と今年しょっぱなに思った。
なんというか、話がそろいすぎている。

それにも関わらず、何もできないまま、この年を終えることになってしまった。
もうずっと、そんなことが長く続いている。

いや、それでも、先日の選挙では、自民党の議席をかなり減らすことになったし、
アメリカでも、ジェノサイドの実行者である民主党が敗れたわけだけど。


書きたいことはいろいろあって、書きかけてやめた記事がたくさんある。
文章を書くのが辛くなって。

あんまり辛いので、ふと、マザー・テレサの言葉をネットで検索した。 
『私は、不親切で冷淡でありながら奇跡を行うよりは、むしろ親切と慈しみのうちに間違うほうを選びたいと思います。』という言葉。
性加害を無罪とした裁判に、大勢の人が反対を表明した時に、
『司法の独立』を掲げて嘲笑った人がいた。

今起こっていることこそが魔女裁判である(性加害を受けた女性が自分が善であることを証明するためには、男に全力で反抗し必ず殺されなければならない。全力で反抗した結果、男を殺して自分が生き残れば、過剰防衛で罰され、女が反抗したものの生き残った場合は、反抗は全力ではないとみなされ性的同意があったとされる)ということがわからず、あるいはわかった上で、『司法の独立』をもって、血の涙を流している人間を嘲笑うなら、
それは『司法の独立』が侵されるのと同等の社会的崩壊だろうよ、と思った。

マザーの言葉の数々を読んでいたら、
どうにも苦しくて動かなくなっていた心が楽になってきた。

先日、新宿の紀伊国屋書店にマザー・テレサの言葉の本を買いに行ったら、
近くに、北村紗衣先生の『女の子が死にたくなる前に見ておくべきサバイバルのためのガールズ洋画100選』があった。
もうこれは、タイトルがすべてを説明しているけど、
北村紗衣先生がネット上でミソジニーこじらせた男性たちからさんざんな目にあっているのを見ていたので、
こうやって、みんな全力で、なんとか死なないようにがんばって生きているんだよなって思ったし、今度この本も買って、自分に必要なおすすめ映画も見てみようと思った。

そしてすぐ近くに、タイトルは忘れたが、編み物で社会を編みなおす的な本もあった。
このブログ、日本だと「編み物ブログなのに何やってんの」的なピント外れな存在だけど、
欧米のフェミニズム・オルタナティブな政治史からすると、そう的外れでもないっていうか、むしろ定番(笑)。
北村紗衣先生の本と合わせて、年明けに買いに行こう。

私が世の中に対してあんまり無力感に苛まれ、疲れ切っていたので、
神様がちょっと励ましてくれたのかもしれない、と思った。

マザー・テレサの言葉を読んで、
今のこの世界の人たちが本当は思い出さなきゃいけないことを、
たくさん見出した。

ここ2年ほど、スペイン語を勉強していて、
ふと、次のステップとして『アミ小さな宇宙人』を原著で読んでみようかな、と思った。
そうしたら、アミ原著は2023年版が出版されたばかりで、
めちゃくちゃ手に入りやすくなっていた。
アミの本が訴えていることも、今できるだけたくさんの人に思い出してほしいこと。
そして、私の心が望んでいること。


虐殺、性暴力、強欲、貧困、病気…
奪い合いの世界に、心が疲弊してしまったとき、
本来の自分の心の在り方を思い出して、
自分を立て直しましょう。

また、がんばりましょう。
平和な世界をつくるために。

2024年8月9日金曜日

平和祈念式典にあたり、長崎市市長を支持します

平和祈念式典にあたり、長崎市鈴木史朗市長を決断を支持します。

一般市民が原爆投下と言う形で虐殺された広島と長崎。
その犠牲者を悼み、私たちは二度とこのような過ちを繰り返さない、と誓うのがこの式典。

今現在も一般市民の虐殺を続けているイスラエルを招待しないことは、
一般市民の虐殺を容認しない、ということ。

イスラエルを招待しないなら式典に参加しないというG7(除日本)は、
それならそれでいいよ、としか思わない。というか、来るな。
日本のために来てやっている、としか思ってないのだろう。
アジアの虫けらが死のうがどうだっていいのだろう。
今パレスチナの人たちが死のうがどうだっていいと思っているのと同じように。

日本は、大きな過ちを犯した。
戦前だけでなく、戦後も過ちを犯し続けた。
日本は、政治的な外交で戦争を防ぐのではなく、戦争に邁進した。
アジア諸国を軍事支配して多大な犠牲をもたらし、
結果的に自らも原爆投下を含む本土攻撃によって一般市民も犠牲となった。
戦後も、復興の段階でも経済発展後も、様々な搾取を続け、たくさんの苦難を与え続けた。
(個々の事例を書くのが辛い。許してください。)

日本は、現在も大きな過ちを続けているままではあるけれど、
それでも、過去と現在の過ちを見つめ、変わっていきたいと願う人たちが向き合うのが、
平和祈念式典。

「一時」強い立場にある者が、思いあがって弱い者をなぶり殺しにする愚を、
繰り返してはならないと己を戒め、犠牲者を悼むのが、平和祈念式典。

それは、イスラエル、G7ともども、当事者でない者はない。
それがわからないなら、来なくて良い。
日本のためではなく、己のための祈りだと、わからないなら来なくて良い。

日本も朝鮮人犠牲者の慰霊碑を取り壊したり、
関東大震災時の朝鮮人虐殺追悼を小池都知事が拒み続けたり、
枚挙にいとまがない。
(本当に個々の事例を書くのが辛い。書けないことがたくさんありすぎて本当にごめんなさい。)

そういった繰り返される過ちへの追悼、謝罪、そういったものは、
犠牲者のためではなく、己のためなのだと、愚者はわからない。
過ちを認め、謝罪し、追悼することは、己のためなんだ。
贖罪は自分のためなんだ。

日本は、韓国の新興宗教である統一教会によって、さんざんな状態になっている。
彼らが日本の一般市民から金を巻き上げ、日本の政治に入り込み、
欲の深い政治家の欲につけこむことを通して、諸々の腐敗を助長した。

まぁ、もちろん、統一教会は悪い。
ただ、それが明るみになった時、「恨みというのはこういう形で現れるのだな」と、
何か諦念のようなものを私は感じた。
日本が、朝鮮はじめ苦難を強いた各国に、きちんと謝罪し補償し追悼しなかったから。
日本が己の過ちを認め己の在り方を変える、ということをしなかったから。
そうやって残った「恨み」は、何かの形をとって現れる。
統一教会は、悪い。
でも、統一教会がはびこるような土壌を作り維持したのは日本。

過ちを認め謝罪し、態度を改め、負の連鎖を断ち切る、というのは、
本当に自分のため。
ちなみに、平和な世界を作るのも、本当に自分のため。
世界平和は、究極の利己でしかない。
それがわからない愚者が、これほどにまでいる。

他者が拡大した自己であると気づいたとき、
他者すべての幸せが、己の幸せに他ならないと気づく。

それがわからない愚者は、平和祈念式典に来なくて良い、来る資格はない。

2022年広島平和記念式典に、ウクライナ侵攻を理由にロシアが招待されなかったとき、
ロシアの駐日大使は、平和祈念式典2日前に広島を訪れ献花した。
心あれば、こういう行動をとることもできる。
今回のG7(除日本)の平和祈念式典欠席についても、ロシアが批判してくれているようだ。

人間の心象というのは、こうやって動く。

日本はアメリカ側の宣伝に踊らされて完全に判断を誤ったのだろう(いつものことだが)。
ネット上で「ジェノサイド7」と揶揄されるG7から、日本は脱退すればいいんじゃないか。
日本は経済的にも失墜し、政治は昔から三流。
小国として、慎ましく、堅実に、誠実に、謙虚に生きようよ、これからは。
そして、せめて平和を作り出そうよ。



(ちょっとだいぶ恥ずかしい間違いがあったので、ほぼほぼ見ている人がいなかったのを幸い、直しました。その恥ずかしい間違いだけなら、まぁしょうがないかとも思ったのですが、思いが強い文章を書いたときというのは、配慮に欠ける部分がどうしても発生して、それもどうにもしんどいので、まとめて直しました。
まぁ、ネット上で「消せば増える」の法則で、先の超恥ずかしい間違いが拡散されたら、それは私の不徳の致すところ(笑)そこまで注目される存在じゃぁないし、そもそも(笑))

2024年7月11日木曜日

端境期に

東京都知事選挙は、残念な結果に終わりました。
こういった状況は、日本ではもうずっと長く続いています。
だから、今回の都知事選一つをもって絶望的な気持ちになる、ということはありません。
私自身が、ここまで壊れてしまった日本で生き残っていけるのかな、
という心配は常にありますが、
そういう個人的な心配事を超えて、
ここ数年ブログを更新できずにいた間につらつら考えていたことを、
少し書いてみたいと思います。


半年ほど前でしたかね、Xで興味深いポストがありました。

日本の悪政には、必ず電通が関わってくるので、
電通が日本の黒幕なんじゃないか、という感覚に陥ることは少なからずあるのですが、
そうではなくて、
日本では特権階級のいくつかの家族(例えば渋沢栄一の関係者など)が、
日本の政治・経済の実権を握っていて、
そのいくつかの家族のために手足となって働くのが電通である、
という趣旨のポストでした(田中泰延@hironobutnk さんの1/26のポスト)。

日本の大企業の9割くらいは、5つか6つの家族が持っていて、
その家族は相互に婚姻関係を持ったりして、政界ともつながっている。

そういった関係図を、電通に入社するとまず頭に叩き込まれ、
今回の仕事はどの家族の利益のための仕事か、ということを認識して動かないと、
地雷を踏んでポシャる、みたいな感じ。

あれか、絶対王政時代のヨーロッパか、と思いましたよ。
いくつかの王族が、政略結婚で権力関係を塗り替えていく、あのヨーロッパ地図。
明治元年は西暦で1868年ですか。
今2024年なので、156年たったってことですかね。
一つの権力構造が爛熟して腐敗して終わるのに、
まぁそこそこ適切な時間がたったってことじゃないですか。

先のポストによれば、これは日本に限ったことではなく、
産業革命以降、資本家が台頭してからどこの国でも起こっていることとのこと。
だからこそ、そういう家族関係の外から、
新しく資本の実権を握ったスティーブ・ジョブズだのはすごいよね、ってことなのだけど
そこからまた新しい「家族関係」が生まれていくものでもある、と。

っていうか、民主革命っていうのは、なんだったのかな、と思うわけですよ。
絶対王政は、革命によって終わったんです、欧米では。
でも、絶対王政が終わっただけで、
権力構造自体はそのまま維持されて、
そのトップの座に座っているのが、王家から資本家にかわった、
というだけなんじゃないですかね、と思っちゃったわけです。

今回の都知事選を見ての通り、
民主主義さえ、グズグズでボロボロの日本になんか言われたかねぇよ、
と思われるかと思いますが。

産業革命から200年ちょっと、明治維新から150年ちょっと、
まぁ、一つの絶対権力の時代が崩壊するのに、だいたい適した頃合いじゃぁないですかね。

あくまでも一般論として、ですよ。
私、大学受験で世界史選択だったもので、権力関係の移り変わりっていうのを丸暗記した過去があったわけですが(もうすげぇ昔のことだけど)、
大体、200年だの150年だのって、「あ、そろそろ頃合いですね」ってタイミングでしょ。

しばらく前から、
日本のいわゆるネガティブな「オタク」の人たち、萌え絵と言われるエロ絵に没頭しているタイプの人たち、
清王朝末期の阿片窟にいる人たちみたいだよなぁと感じていたのです。
大きな権力構造の崩壊の時期に、世の中の変化に対応できなくて、身体的な快楽に逃避する人たち。それが阿片か、エロ絵か、という違いだけで。
だいぶ前に、かつては美しい街だったフィラデルフィアが、今は麻薬常習者であふれている、というポストが流れていました。
日本では一応麻薬が規制されていて一般人には手に入らないからこうはならないけど、
日本で萌え絵に没頭して社会的良識から逸脱している人というのは、
メンタリティとしては同じだろう、と思います。

時代の転換期に、端境期に、こういうことは必ず生じる。
どうしたものかな、と思うけど、今の私にはどうしたら良いのかわかりません。
良い世の中になってほしいと思って、自分なりにいろいろやっては倒れる、を繰り返してきた人生であったし、
それでも今回、都知事に立候補してくれた蓮舫さんや、
日本共産党の新しい委員長となった田村智子さんのように、
自ら矢面に立って、痛みを引き受けて闘うひたすらに優しい女性たちを見ては涙して、
時間をかけてまた立ち上がろうとする、今ではあるのだけれども。
蓮舫さんが都知事になって、小池都政やその前からの腐敗構造ぶった切ったら、どれだけ叩かれるか。
ただでさえ、叩かれ続けてきた日本共産党の、「女性」の委員長となったら、ここぞとばかりにどれほど叩かれるか。
私なんぞは、それを想像しただけで寝込んでしまうほどですが、そんなことは考えない。
ただ、世の中を良くしたい、それだけ。
ひたすらに、優しい。

まぁ、私のこんな寝言はどうでもいいですね。

もう長くなっちゃったので、一回記事を切ろうと思いますが、
タッカー・カールソンのプーチンインタビューを見て、
「おいおいおいおい」とショックを受けたので、
それについても追って書きたいと思います。
正直、プーチンの言葉って、これ、女性が男性に言わんとしている言葉じゃねぇか、と思いました。
女性の総意というか、女神の言葉かと思いましたよ。
思いあがった男性たちに踏みにじられ続けた女性たちが、男性たちに問いかける言葉。
踏みにじられ続けながら、賢くなり、強くなり、そして個々の女性では至ることが難しい、でも魂のレベルではわかっている許しの言葉。
ちょっとね、
日本でまだ「ウクライナが善でロシアが悪である」と信じて疑わない人というのが、
知性的な女性の中でもいるのだけど、
このタッカーのインタビュー見て、プーチンの言葉の中に、女性としての自分の言葉を見出してしまったら、もう「帰ってこない」んじゃないかなと思います(笑)

陰と陽のバランスの、修復のタイミングなんじゃないですかね。
今回の転換期、端境期は。


ちなみに、すごいどうでもいいことなんですが、
日本語の「おいおいおいおい」って、スペイン語の「Ay, ay, ay, ay」とちょっと似ているなと思いました(笑)
日本語の「おいおいおいおい」にロマンティックな要素はないけど、
感情がオーバーした時に出る言葉なんですよね。
ま、一応女性はあんまり使わないってことになっていますが。
(ちょっと訂正。日本語の「おいおいおいおい」には感情がオーバーして”呆れ”のニュアンスが入ってますね。)

2024年7月5日金曜日

蓮舫さんを東京都知事に

大変ご無沙汰しております。
が、東京都、知事選挙がもう明後日の日曜日に迫っています。
ので、文章まとまりませんが、
蓮舫さんに投票して、長年続いた小池都知事による悪政を終わりにしましょう、
とだけでも書きたい。

私は先日期日前投票を済ませてきました。
たくさんの方がいらしていました。

既存の搾取の構造を、断ち切るために。

いろいろな方がSNSで言っていますが、
今回は、「小池都政を終わらせる」ことを最大の目的にして、
「勝つ可能性が最も高い人に投票をする」べき選挙で、
ゆえに、「蓮舫さん一択になる」と。

私腹を肥やすために小池都政、自民党政権に群がってきた搾取者たち、
その癒着を断ち切って終わりにしましょう。
一生懸命生きてきたすべての人たちが、搾取されずにまっとうな人生を生きられるように。

2024年1月1日月曜日

殺すな

#殺すなアクション  #NeverKill  参加します。

xで
麺屋どうげんぼうず@nabeyokoDGBZ さんが呼びかけている、
「2024年1月1日日付が変わる瞬間に一斉に『殺すな』とツイートする」アクション。

ツイッター(X)長いこと放置していたらアカウント停止になっていたし、
もともとツイッター(X)適性ないんで、
ブログで、マイペースで参加します。

新年のご挨拶書けるかな、と心配するより、
私の気持ちそのままの、この言葉を。

もう、誰も、殺すな。

2023年12月23日土曜日

すべての殺戮の停止を

長い間文章が書けないまま、時間ばかりが過ぎてしまいました。
今も文章が書けないことには変わりはありませんが、
今年が終わる前に、一言だけでも書いておきたい。

すべての殺戮の停止を。

人を殺すことがお金になる人たちが仕掛けていること。
殺されている人たちはまったく罪のない人たち。

私は、アメリカの大統領がトランプ氏からバイデン氏にかわった時、
これでアメリカが良くなり、世界も良くなると喜んだことを悔いています。
トランプ氏が良い人物であるとはとても思えませんが、
バイデン氏を良識のある人物だと思ったのは、まったくの不見識でした。

ウクライナとロシアの戦闘が始まった時、自分の中で様々な葛藤が生じましたが、
なぜか、自分の意見を決定するのにストップがかかりました。
そして、時間の経過とともにその意味がわかりました。

ナンバー1でいたいアメリカが、ロシアを弱体化させたい。
そのためにウクライナをけしかけた戦争であること。
ゼレンスキー氏はアメリカに魂を売って、ウクライナを死に追いやっていること。

ガザへの侵攻にも、アメリカがついていること。

今、日本も、ウクライナと同じ状況に誘導されています。
中国を弱体化させたいアメリカが、中国や北朝鮮の脅威を煽って、
日本をウクライナのような捨て駒にしようとしている。
日本の憲法を無効化させて日本が戦争をしたり兵器を輸出したりできるようにしようとしている自民党・公明党(+維新)の政権は、
ウクライナのゼレンスキー政権と同じく、
自分の利益のために国を焦土にしようとしている売国奴。

こんなことのために、罪のない人々が死ぬことがあってはならない。

かつて、トランプ政権を応援するアメリカ人男性が、とても印象的なことを書いていた。
「アメリカは、勝って勝って勝ち続ける」、と。
これが諸悪の根源。
自分がナンバー1であり続けること。勝ち続けること。
そんなことのために、人が死んでたまるか。

競争原理では、何もできないことを、もう学ぶ時ではないのか。

「自分が勝つ」ために「誰かが負けることを望む」ことが、何を意味するのか、
もう学ぶ時ではないのか。
「誰かが負けること」が、あんな絶望的な死であることを、理解する時ではないのか。

すべての殺戮の停止を。
すべての戦闘の停止を。

そして、競争原理で成立する世の中を見直そう。
なぜ、「自分が他人よりも優れていること」を必要とするのか。
なぜ、誰かが自分よりも劣っていないと自分を保てないのか。
なぜ、物事や関係性を「上下関係」で見て、しかも「自分が上位」でないと許容できないのか。
そこに病の根源がある。