2021年7月28日水曜日

#今すぐ五輪中止を #五輪やめて命をまもれ

#今すぐ五輪中止を

ひどい状況が次々と現実化していって、心が折れて文章が書けないのですが、
それでも言い続けなければ。

本当にやめましょう、オリンピック。

もうこれ以上、命を危険にさらし、海外の方に苦しみを与えるようなことは、
今すぐやめましょう。

コロナの危険性はもちろんですが、
日本の夏の異常な暑さ、トライアスロン会場のお台場の海の汚さ、
たくさんの人たちがずっと指摘し続けていました。
暑さ対策として時期を変えること、
トライアスロン会場として、海水がきれいで景色もよくアクセスも悪くないルートを提案していた方もいました。
それが、こんな最悪な形で現実化してしまって、本当に辛い。

ずっとずっとたくさんの人が警告し、批判してきたことなのに、
自民党・公明党政権は、何も聞こうとしなかった。

ある時期まで、IOCには期待していました。
今の日本の政権がどんなにひどくても、IOCには国際的な倫理観があり、
こんなひどい現状を訴えれば、即中止や変更を求めてくるはずだ、と。

でも、IOCは聞かなかった。
日本人の7割・8割が反対しても、その声はまともに取り合われなかった。

そして、懸念していたことが現実になってしまった。

もうこれ以上無益な苦しみを増やすのはやめて、今ここでオリンピックをやめましょう。
命をまもりましょう。
努力を重ねてきた海外の選手の心身を傷つけるのをやめましょう。

そして、私が本当に本当に辛いのは、
日本人の選手で「この状況を有利」と認識している人がいること。
これが、私には何よりも辛い。
選手村ではなく、もっとよい施設を使っていることや、
海外の選手が体を慣らしたり十分な練習をすることができない状況で、
そんな状況で試合をして、何になるのか。
恥ずかしくないのか。
こんな卑怯なことをして、恥ずかしくないのか。
こんな不公平な状況で「勝って」、勝ったと言えるのか。
私は恥ずかしい。ただただ恥ずかしい。
人として恥ずかしい。
これをなんとも思わない人たちがいる国の国民であることが恥ずかしい。

日本のおじさんたち、金を持っているおじさんたち、「昭和のおっさん」たちが、
人としてアウトで、この人たちが日本を駄目にしてきたことはわかっている。
この人たちが日本のガンであることはわかっている。

でも、若い、今現役のアスリートたちまでもが、こんな卑怯な人間でいいのか。
そしてそういう卑怯なことをして勝ったことを喜ぶ人たちがいていいのか。
私はこのことが本当に辛い。
こういうことが一番辛い。

人としての公正さを、そもそも持っていない人たちの存在が。


一方で、ワクチンはおろか入院することもできない多くの一般人がいること。
一方で、仕事も住む場所も失った人がいること。
一方で、食べるものがなく、フードバンクに並ぶたくさんの人がいること。

オリンピックのボランティアスタッフ用の食事が、
大量に廃棄されていたことも報道されました。
また、難民申請をした方を追い返してしまったことも。

本当に本当に、人として、社会として、一番大切なものが、丸ごと抜け落ちている。

わかっていたし、わかっていたからこそ、ずっと反対していた。
けれども、現実として目の前に現れると、あまりにもひどすぎて、耐えられなくなる。


それでも、開会式の時にルワンダの選手団が、リンドウの花をもって入場したということをツイッターで知りました。
そのツイッター発信者の方は岩手県の方で、岩手県で合宿をしたルワンダの選手が、
岩手県の花であるリンドウを手にして入場してくれた、と書いていました。
ルワンダは「本当に復興」したんだな、と心から思いました。
ルワンダの大虐殺から本当に復興し、東日本大震災で苦しんだ岩手県に、心を寄せてくださったのだろう、と思いました。

日本政府がうたう偽りの「復興五輪」などというものではなく、
いつか、私達も、このルワンダの選手たちのように、本当に復興しよう。
人間の心を取り戻し、過ちを認め、過ちを繰り返さないように学び、成長して、
もっと良い社会を作ろう。
人として恥ずかしくないように。
私は今、ただただ恥ずかしくて申し訳なくて悲しいけど、
でも、このルワンダの選手の皆さんに、また「復興のお手本」を見せていただき、
決意を新たにすることができました。

岩手県のサイトを見たところ、リンドウの花言葉は、
「あなたの悲しみに寄り添う」「誠実」「正義」
とのことでした。
今の私たちに必要な花ですね。

2021年7月21日水曜日

試してみたらうまく行ったこと

 私、先日初めて円形脱毛症になりました。
というか、気が付いたのがおとといだったのですが、
今日、鍼の治療だったもので、
「私が気が付かなかっただけで前からありましたか?」と先生に聞いたら、
実は2~3週間前からできていたとのことでした。
このひと月あまり、私個人の心の問題と向き合っていたのと、
日本の状況がひどいのとで、「そらまぁ禿げてもおかしくないわ」と思いました。
私もともと髪の量が(ものすごく)多いのと剛毛のくせ毛なので、ほぼほぼ目立たないし、
うっかりあっちこっちにできて整えるのが難しくなったら、
オサレなニット帽編んで「おしゃれしてます」テイストで被ってりゃいいやと思うので、
まぁあんまり気にはしていませんがね。
ただ、自分の心の状態が、認識しているよりも辛い状態であるのなら、
もっと自分の心が楽になるようにしないといけないなぁと思いました。

というわけで、今回はお気楽記事、「試してみたらうまく行ったこと」を書いてみたいと思います。

*******

昨年「忘れられている豊かさ」の記事で書いた、街路樹のヤマモモの実を、
今年は採ることができました。
で、ネットで調べてシロップを作ってみました。


左が採ってきた実、右がシロップ煮。
実は2回採りに行って、左のは2回目に採ってきたもの、右のは1回目の調理済み分です。
(2回目分も今は調理済みです(笑))
これがびっくりするほど美味しくて、まぁ女子が大好きな模範的な「甘酸っぱい」ですわ。
1回目作った時に一緒にホットケーキ焼いたのでのっけて食べてみたら、
これだけで行けました。
パンナコッタとかチーズケーキとかバニラアイスとかの牛乳系スイーツに合いそうだし、
このシロップだけソーダ割にしたり、お酒召しあがる方ならシャンパンとかで割ったりしても絶対おいしそう。
欧米のお菓子のブルーベリーだのラズベリーだのベリー系が占めているポジション、
何でもOKな感じです。
こんな美味しいものをみんな知らないで落ちて腐るに任せているとか、本当にもったいないなぁと思いました。ま、私も昨年まで知らなかったのですが(笑)

1回目採りに行った時は、美味しいかどうかもわからないので、とりあえずビニール袋何枚か持って行って少量採ってみたのですが、この手の果物、手が染まるのね。
昔友達に教えてもらって、桑の実を採って食べたことがあるのですが、その時も盛大に手が染まったのを思い出しました。
そのまま帰ると「何してきたのあの人」状態だったので、近くの商業施設の御手洗いで洗わせていただきました。
2回目の時は、学んでゴム手袋と脚立をもっていったのですが、今度はビニール袋の口が不安定で、こぼれ落ちてしまうという事態が多発。父がバケツ使えとアドバイスくれましたが、今年はこれで終了。また豪雨が来ました。
なので、来年また採りに行くとしたら、ゴム手袋とバケツと脚立持参(笑)
こういうの一人でやるの結構恥ずかしいので、もっとヤマモモの美味しさが知れ渡って、
みんなが楽しみにして採るようになったらいいなと思ったり。
ヤマモモ愛好会的なグループでみんなで採ってスイーツ作るとかも楽しそうと思ったり。
今年はコロナ禍でグループ活動はできないけど、でもこれからの日本、国内のお金かからないもので美味しく楽しいことするの、結構大事と思ったりします。


あと、こんなポーチ編んでみました。


これ、「すてきにハンドメイド」というNHKの番組のテキストに載っていたものです。
最近欠かさず見ている「ソーイング・ビー」の後に放送されているので、
一緒に録画するようになったのですが、裁縫、編み物、刺繍など、いろんなジャンルの手芸を取り上げていて、編み物以外ももう少しできるようになりたいけど教室に通うのは面倒と思っていた私にはちょうど良かった(笑)
で、作ってみたいものがあった時に月刊誌のテキスト買ってみたのですが、
テキストでは放送で取り扱ったもの以外の作品もたくさん掲載されていて、
このポーチもその一つ。案外放送分以外のものの方が素敵だったりすることも多いです。
このポーチは私の好みドンピシャです(死語かしら(笑))

「すてきにハンドメイド」2021年7月号『ラメ糸で編むくるくる留めのポーチ』
Ronique(ろにーく)さんの作品です。
あんまり素敵なので、私にしては珍しく、テキスト通りの糸使ってテキスト通りに作りました。
糸は、横田㈱のダルマブランドの「ニッティングコットン」と「ラメのレース糸」。
私ちょっと驚いたんですけど、「ダルマ」ブランドと言えば、
こう、いかにも「昭和の手芸用品」感あふれるパッケージだったんですが、
近年急に「オサレ」化したようで、突然パッケージから商品から「え~!かわいい!レトロおしゃれ!」に様変わりしていました。
いや、私編み物学校でダルマさんの毛糸用の玉巻器とかせくり器買ったんですが、
まだ「昭和手芸用品」でしたよ、パッケージも色も。
今ダルマさんのサイトで見たら、「昭和の赤色」が「令和のグレー」になってて、
ちょっと驚きましたです。
私が買ったのほんの数年前なんですが(笑)

いや、最近手芸用品メーカー、突如としておしゃれになること多いんですよ。
私が好きな近畿編針㈱さんも、昔はダサダサ(失礼)だったのが、
Seeknitシリーズあたりからだかシンプルおしゃれ路線爆走してます。
この手芸用品おしゃれ化は、チューリップ㈱さんあたりから始まってるんじゃないかと思いますが、かえって最大手(?)のクロバー㈱さんが今一番ダサいみたいな状態になりつつあります。まぁ、クロバーさんの商品はすごく考え尽くされているらしくて、ダサかろうが何だろうがクロバーの製品は安定して使いやすいみたいな評価はあるようですね。

で、ダルマさんですが、超絶おしゃれなブリキの裁縫箱なんてものまで売ってて、
ちょっとあまりに好みで悶え死にそうになりました。
なんか「東京下町の町工場の職人がひとつひとつ手作りで作るブリキの裁縫缶」だそうで、
もう「うっはーたまんねー」案件です。
私知る人ぞ知る「缶フェチ瓶フェチ」でして、好きなんですよ、レトロ缶シンプル缶オサレ缶が(瓶も以下同文)。
裁縫箱はもう何年もDean & Deluca のお菓子詰め合わせの白缶使ってて、裁縫用小物入れにも小さい版の白缶と赤缶使ってるのね。別にお菓子食べたかったんじゃなくて、缶を裁縫箱に使いたくて買ったんです。お菓子がおまけだったんです。私は裁縫箱を3000円出して買ったんですよ、当時(笑)あと針山と糸と小鋏だけ持ち歩くときは(家の中でも)、ニナス紅茶のマリー・アントワネットシリーズ缶使ってます。これも激かわ!サイズも絶妙!
なんですでに超絶かわいい缶たち使っているので、ダルマさんに乗り換えはしないですけどね、今は。
裁ちばさみが入るLサイズ3740円だそうで、今その金額ボーンと出せる立場にないしね。

あ、で、すっかり何の話していたのかわからなくなりました。
ダルマさんの糸使ったポーチ編んだんでした。


このポーチ眼鏡ケースにジャストサイズ。テキストでもサングラス入れてました。
私ずっと目が良かったんですが、さすがに老眼がきたようで針に糸が通らないことが多くなったんで、今年老眼鏡作ったんです。
今すごく安い眼鏡屋さんあるんですね、デザインも多くて若い人向けの。
で、その眼鏡屋さんが無料で眼鏡ケースつけてくださったんですが、まぁとりあえず壊さないために必要だし、気に入った素敵なケース見つけるまで、と思っていたんですが、なんかあんまりいいものが見つからなかったんです。
でもこのポーチはマジ可愛い。速攻で作りました。
私の老眼鏡はシンプルすぎて写真がはっきりしないので、かわりに四半世紀使っているサングラスで写真撮りました(笑)サングラスも通販で買った安物なんですが、形がシンプルで気に入ってるので、海に行くときいつも使っています。ただアジア人の黒い眼には、サングラスあんまり必要じゃないかもしれませんね、正直(笑)ただのカッコつけかも。

グレー&シルバーラメ版もあって、今編んでいます。
こちらはペンケースにしようと思っています。
ずいぶん前に万年筆とシャーペンをお揃いで買った時に(これも3000円くらいの安物ですが)、私が思い描く大人のお道具みたいな感じで、革のペンケース(1本2本しか入らないようなやつ)も買ったのですが、その後いろいろあって編み物学校通い出したら、消しゴムいるわ定規いるわ色鉛筆いるわで、結局無印の黒いナイロンペンケースに落ち着きました。学校行かない時でも図面持ち歩いて描いたりするんで、大人オサレな革のペン刺しの出る幕なし(笑)
このポーチ大きさもしっかりあるし、グレー&シルバーラメだと鉛筆系の汚れも目立たなそうだし、ちょうどいいかも。


ちなみにこの編地、裏側もめっちゃかわいい。
こっちを生かしてもいいなぁと思ったりもするけど、表面強烈にかわいいしなぁ。
これ、かぎ針の引き上げ編を使っているんですが、以前「座布団を編んでみた」でご紹介した「バスケット編の座布団」も、全面引き上げ編。超絶めんどくさくて、もう二度とやるかと思ったんですが、やっぱかわいいですね。すんごい効果的。
まぁバスケット編みの座布団がめんどくさかったのは、引き上げ編が交差されてたからだと思いますけど(さらに長々編だし)。裏面からの操作もあったしね。

もう少し大きく作ってクラッチバッグにしてもカッコいいと思いますが、
私基本大荷物なんで(編み物道具や防寒グッズとかいつも持ってる)、
クラッチバッグ一つでお出かけとかあり得ないですね。
ベージュ&金ラメのクラッチバッグが似合う夏のお呼ばれとかも、ないですしねぇ(笑)
あと、カード類だの多少の現金はともかく、スマホって外出時に常備する道具としてはデカすぎるんだよねぇ。でも今人と会う時って、スマホ必要でしょ何かと。どうしてくれんだと思いますよ、この文化。あ、私はスマホ決済しない派です。する派の方は逆にスマホだけでいいのかもしれません。


なんかお気楽なこと書いていたら楽しくなってきて、文章長くなっちゃたので、
この辺でいったん終わりにします。
「試してみたらうまく行ったこと」まだいくつかあって書きたいので、
後編みたいな感じでまた書きます。

2021年7月18日日曜日

#いまからでも五輪中止を #オリンピックより命を守れ


本日17時から #いまからでも五輪中止を タグでツイデモやっているそうで、
タイトル変更して、タグも追加しました。
東京オリンピックの中止を求めるタグがたくさんありすぎて、
どれを使えば一番効果があるのかよくわかりませんが、
とりあえず目についたもの使っています。
日本でオリンピック中止を求めている人たちとの連携と、
海外の人たちへの呼びかけに。

あらゆる点で、この東京オリンピックをやるべきではない。
この自民党政権下で、何か少しでもまともなことができるわけはない。
「森友・加計・桜(モリ・カケ・サクラ)」で、
いかにこの自民党・公明党政権がめちゃくちゃなことをやっているかが表面化しました。
そのことをずっと糾弾し続けたにも関わらず、
自分たちが圧倒的多数であることを盾に、何一つ向き合おうとせず、
糾弾する野党や市民を嘲笑し続けてきた政権なのだから。

開会式も、MIKIKO氏が担当を続けていたら素敵なものが見れたかもしれないけど、
MIKIKO氏降板の経緯を見ただけでも、
この後に出てくるものをただただ「最悪」の要素を煮詰めたものが現れるだろうとしか
思えなかった。
小山田圭吾の件、「最悪」だけど「この東京オリンピックにふさわしい最悪」として、
驚きはしない。
ただその内容を知ると、やはり心が潰れて、どうしたらいいのかわからなくなる。

本当は、森友学園の事件が明るみになった時に、安倍・菅による自民党政権を終わりにしたかった。
それであれば、東京オリンピックは日本が新しい真っ当な国として立ち上がるための
希望にもなり得た。
自民党政権のままオリンピックをやったところで、良いことが起こる可能性は初めからなかった。
今起こっていることに驚きはしない。
自民党(と、公明党・維新の会)のダメなところが表出しているだけのことで、
そんなのは初めからわかっていた。

この東京オリンピックは中止を訴え続けます。
どなたかもツイートしていたけど、「始まっても中止を訴え続けます」。
「やれば人が死ぬとわかっていてやるのは殺人でしょ」とツイートしていた方もいました。
私もそう思います。
オリンピックをやれば、確実に死ぬ人が出ます。
オリンピック関係者に優先的に医療が提供されること(すでにそれは起こっています)による一般の日本在住者の死(日本に在住していて選挙権を持たない方々も含みます)、
オリンピック選手・関係者として来日した方がコロナに感染しての死、
オリンピック選手・関係者が感染して帰国した場合にその国で起こる感染による死、
ワクチン接種はおろか、ろくな感染防御手段も与えられないままスタッフとして日本全国から集められた人たちも。
人が死にます。
殺人です。
人道に対する罪です。
中止のみが解決策です。

日本だけでなく、すべての国が、
こんな、人命をなんとも思わず、自分の利権だけを考える愚かで強欲なものたちに
蹂躙されてはならない。
これ以上、こんな愚を繰り返してはならない。

日本に限ったことを言えば、
今回「オリンピックを応援の立場」を取ったものたち(団体も個人も)を、
意思決定や権威の立場から徹底的に排除することで、世の中を改善することができる。
本当にわかりやすい分水嶺になった。


個人的には本当に残念だけど、長年ファンで応援していた役者さんも、
今回見限ることになった。
谷原章介さん。
本人の人生の選択だからしょうがない。
スマップ解散の時も、長年のスマップファンがずいぶん反対を表明していて、
「スマップのメンバーだって人間なんだから、彼らの選択をファンの気持ちでどうこうできるもんじゃないだろ」と思っていたけど、
谷原章介の選択も、彼の選択。一ファンにすぎない私がどうこうできることじゃない。
もう15年くらい前、私が舞台公演の現場で制作スタッフとして働いていた当時、
蜷川幸雄版の『あわれ彼女は娼婦』が上演され、三上博史・深津絵里によるジョンとヨーコを模したポスターが話題になっていた(私は忙しすぎてあのチラシをゲットしそびれたことを後悔しています)。
忙しかったので見に行くことはできなかったのですが、どんな感じでやっているのかネットで検索したところ、敵役として谷原章介の写真が出ていた。
私はもともとテレビを観ないので日本の俳優や芸能人をほとんど知らず、
仕事で関わる役者さんも知らない人ばかり(大物含む)という状況だったのですが、
それでも、見てすぐに「この人はすごい」とわかる嗅覚を持っていました(自分が趣味で舞台をやっていたからですが)。
『あわれ彼女は娼婦』の谷原章介の写真を見て、それまでご本人の存在を知らなかったにも関わらず、「あ~この人こういう配役になっちゃうんだよなぁ」と思った。
容姿も実力も飛びぬけているのに、敵役を振られてしまう人(以前の平岳大さんもそう)。
残念でもったいなくて、でも私にはどうしようもないこと。
それが、数年後に映画『ハンサム スーツ』で大ヒットを飛ばした時は、本当に嬉しかった。
その後も一発屋で終わらず、要所要所で素晴らしい演技をしていたのを、私は嬉しく思っていた。
まぁ、一ファンの回想にすぎない。思い出に浸っているだけ。
お子さんたくさんいるようだし、安定した収入がたくさん必要なのでしょう。
つるの剛士は、根っからの腹黒いバカだとしか思わないのでどうでもいいけど、
谷原章介は、うまく泳ぎ切って良い存在でいてほしかった。
しょうがない、個々人の人生の選択は。
しばらく前にブリジッド・バルドーの現在の写真がツイッターに流れてきて、
あの美人の代名詞のように語られていた女性が、頬が垂れた「ブルドッグ」のような顔になっていて、どんなに美しい容貌に生まれついても心が汚れるとそれは表に現れてしまうんだなと悲しくなった。
まぁ、そういうことだ。
谷原章介にはきれいでいてほしかったけど、本人の選択はしょうがない。
消費者金融のCMもやっていたから慣れてしまったのかもしれない。そういうものに。
鈴木一郎(イチロー)は、穢れからうまく距離を置いていると思うけど。


まぁ私個人のファンとしての感傷とかそういうことはどうでもいいけど、
今回のことで、一つ一つのこと、何を選ぶかはっきりしたと思う。
自民党・公明党・維新の会、この政権の利権関係者(電通とか竹中平蔵関連、吉本興業)、オリンピック推進に動いた存在、PCR検査抑制論者、「昭和のオッサン文化」全般、男の資本主義……、一つ一つ「NO」を突き付けていくこと。選ばないこと。

そして、どれだけ嘲笑されようが、正しいことを言い続けてきた人たちは、
日本の中にもたくさんいる。
科学者、医療関係者、政治家、知識人、一般人、分類を問わず、
たくさんの人がずっと正しいことを言い続けてきた。
そういう人を選んでいくこと。

大方の日本人の性質を考えれば、政権が真っ当であれば、
日本はコロナ禍を克服できたと私は今でも思っている。
先日、『町山智弘のアメリカの今を知るTV』で今回のアメリカ独立記念日の様子が放送されていたけど、うらやまし過ぎて泣けてきた。
トランプからバイデンに変わっただけで、この変化。
一方で、前回の『アメリカの今を知るTV』で、共和党の劣化の経緯を見て、
すごく日本の自民党に似ているなと思った。ダメなものを選び続け、自ら劣化を止められなくなるところが。

今、私たちはオリンピックを中止し、自民党政権を終わらせよう。
まずはそれからだ。

2021年7月2日金曜日

期日前投票に行ってきました #都議選2021

先日、東京都議会議員選挙の期日前投票に行ってきました。
私は、オリンピック中止を訴えている日本共産党に投票しました。

#都議選は日本共産党

#五輪よりも命が大切

金を持っているおっさんの都合で動く政治なんか、
何の意味もありません。

こんな社会を変えていこう。
日本を変えていこう。


ツイッター発信者の インドア派キャンパー(@I_hate_camp)さんの
6/29のツイートをご紹介します。



自民・公明を落として10万円×2回もうらおう!
自民党・公明党・維新の会・都民ファーストの会には投票しません。

オリンピックを中止して、命を守ろう。

2021年6月28日月曜日

マーメイド・ニット・スカート【商品のご案内】

「マーメイド・ニット・スカート」屋号を冠したスカートです(笑)


イタリア製の美しい艶のあるコットン糸で、
人魚のうろこと尾ひれのようなイメージを表現しました。


うろこ状の模様部分は体にフィットし、
尾ひれのような模様部分は、動きに合わせて自在に揺れます。
颯爽と歩く姿をとても美しくしてくれるデザインです。



裏地はつきませんので、お手持ちのペチコートやアンダードレスをお召しください。
サイズは9号(女性Mサイズ)で作っていますが、
透かし編の特徴として、自由に伸縮しますので、
グラマラスな方でしたら、生地が伸びてよりボディラインを強調する美しさで、
スリムな方でしたら、ストンと落ちて清楚な雰囲気で、
それぞれにお召しいただけます。
また、ウェストはゴムを使用し、ゴム用の開口部を設けていますので、
ゴムの交換や、ゴムのサイズ変更も可能です。


私が編み物学校に通ったのも、このスカートを作れるようになりたかったからです。
ようやく、ようやくご紹介することができました!

本当は昨年に商品化したくて、試作を重ねていたのですが、
なんかいろいろなところで納得がいかず、昨年は商品化を断念。
今年、模様の大きさやいろいろな微調整を重ねて、
ようやくこの形にすることができました。

まずは、私の長年の憧れを形にして、
今皆様にご覧いただけることが、とても嬉しい。

昨年作った試作品は、尾ひれの模様がもっと小さいものでしたが、
それを着て街を歩いたところ、年配の女性から特に注目を浴びました。
クラシックな女性美が、年配の女性の心に響いたようです。
世代を超えて、女性の憧れをくすぐるデザインなのではないかと思います。
この模様が半分のバージョンも違う魅力がありますので、
こちらも追って商品としてご案内したいと思います。

オンラインショップはこちら:https://mermaidknit.thebase.in/

2021年6月22日火曜日

#東京五輪の開催中止を求めます #CancelTokyoOlympics

#東京五輪の開催中止を求めます
#CancelTokyoOlympics

今、東京は安全ではありません。日本は安全ではありません。
人の生命、人の生活、人の健康、社会の安全、
そういったことをなんとも思わない政党が、政権を握っています。
日本共産党を始め、きちんとした提言をしている野党はもちろん存在するのですが、
与党である自民党・公明党、野党でありながら自民党に味方する維新の会などが、
圧倒的多数を握り、暴力的な政治をしています。

このコロナ禍においても、日本政府がまともなことを何もせず、
税金を自分たちやその仲間たちの懐に入れるためだけに
たくさんの愚かなことを繰り返してきました。
結果、死なずにすんだはずの人がたくさん亡くなりました。
海外から日本に来てくださった方々にも本当にひどいことを繰り返しています。

ずいぶん長く続いているこの自民党政権は、
人間の生命など、なんとも思っていません。
ましてや尊厳など考えもしません。
自分たちの面子と利益のことしか考えていません。

東京オリンピックは本当に危険です。
本当に情けないし恥ずかしいし申し訳ないけど、
今東京オリンピックに来れば、皆さんの生命も健康も危険にさらされてしまいます。
日本政府もIOCも、何の補償もしないでしょう。
人の生命も生活もなんとも思っていない人たちです。

そして、「オリンピックのため」に医療従事者や医療資源が分配されることが、
一般の日本在住者の生命をさらに危険にさらすことになります。
死ななくてよいはずの人が死にます。

今起こっていること、起ころうとしていることは、
人道に対する罪です。

毎日毎日とんでもない腐敗・汚職を目にします。
いや、長きにわたった自民党政権下で、おそらくそういうことが行われていたのだろうと推測していたことが、表面化しているにすぎません。

7月4日に行われる都議会議員選挙で、私は五輪中止を求める日本共産党に投票します。


ツイッター発信者の chocolat.(@chocolat_psyder)さんが2021年5月29日に発信した
「世界のみなさん」というメッセージを、
T.Katsumi #SaveLivesNotTheOlympics(@tkatsumi06j)さんが英訳の画像にして
提供してくださったので、掲載させていただきます。
他の言語に翻訳してくださった方もたくさんいらっしゃったのですが、
利用許可を明記してくださっているのが T.Katsumi さんだけだったので、
こちらのみ掲載させていただきます。



日本の政治は本当におかしいのです。
過去において日本製品の品質が良かった時代はありましたが、
今長く続いている政権は、本当にひどく、まともなことは何一つありません。
私は、そして日本の心ある人たちは、
この都議会議員選挙と、今年行われる総選挙で、
このようなひどい政治を終わりにしなければならないと思っています。
どうかその前に、東京オリンピックによって、コロナ禍を悪化させることがないように、
世界中の皆さんに迷惑をかけることがないように、
東京オリンピックのせいで亡くなる方がもうこれ以上でないように、
今日本には来ないでください。
私も、東京オリンピックの中止を訴え続けていきます。
ひとりひとりの大切な生命と生活を守るために。
死ななくてよいはずの人が、亡くなることがないように。

2021年6月6日日曜日

ソーイングビーで端切れチャレンジ!

前回の記事「座布団を編んでみた」で端切れの活用についてちょろっと書いたのですが、
NHKで放送されているイギリスの裁縫バトル番組「ソーイングビー」でも、
今回のお題が「端切れの再活用」でした。
ちょっとタイムリーで嬉しい。

「ソーイングビー」は、ごく最近ツイッターを通して知った番組です。
今NHKで放送されているのは第3シーズンのようですが、
こんなおもしろいなら第1シーズンから全部見たかった!
ぜひ再放送してほしい。

一般の裁縫好きな方々が、コンテストで様々な課題に挑戦して勝者を決める、
みたいな方式のようです。(まだ4回くらいしか見てないので詳しくはわからない。)
結構とんでもないお題が出ていて、みんなで四苦八苦というか和気あいあいというか、
バトルはバトルなんだけど、なんかいい雰囲気。

あと、ゴットタレントシリーズに通じるところがあるのですが、
審査員がきっちりと審査して、
良いところをしっかりほめ、至らないところは的確に指摘する、
というのが徹底されています。
見ていて、審査結果にすごく納得がいき、番組としての安定感を感じます。

ゴットタレントシリーズにしろ、ソーイングビーにしろ、
こういう「一般人」の芸術性や創造性に脚光を当てる番組ってすごくいいなと思います。
今日本でこの手の番組って少ないように思いますが、
すごい古い話だと「ダンス甲子園」とか結構盛り上がったんですよね。
あの番組もともとはナントカブラザーズ(忘れた)というグループのデビューをお膳立てするためのものだったと聞きましたが、
そんな思惑すっ飛ばして、一般人超盛り上がっていたと記憶しています
(私がもっと器用なタイプだったら出たいなぁと思っていた(笑))。
結局ナントカブラザーズではなく山本太郎さんが残った、みたいなことになりましたが。
あと「欽ちゃんの仮装大賞」とかも、一般人の創造性とかユーモアとか爆発していて、
すごく楽しい番組でした。
「のど自慢」はちょっと方向性が違うかなと思いますが。

今の日本のテレビ番組に出ている「タレント」とか「お笑い芸人」とか、
これっぽっちもおもしろくないし、感動もしないし、勉強にもならないので、
その手のバラエティー番組とか、もうやめてほしいです。
かわりに日本でも、ゴットタレントシリーズとか、ソーイングビーとか、
そういうのやってほしい。
いろんな才能のある人、世の中にいっぱいいるんだから。

私がソーイングビーを知ったのも、ツイッターで、
「ソーイングビーを見ていた父親(70代?)が触発されてシャツを縫った」みたいな感じで、すごくきれいなドレスシャツ(いわゆるワイシャツ)の写真が流れてきたからでした。
人って、ほかの人の才能や頑張りに触発されるんですよね。
そういう「〇〇なんかやったことない」みたいな人が、60代70代になっても、
「なんか楽しそう」「おもしろそう」「やってみようかな」ってなるの、
すごく素敵なことだと思います。
「70代の男性に『自分も裁縫やってみようかな』と思わせる番組ってどんなもの?」と
興味がわいて早速見てみたら、本当におもしろかった(笑)


で、本題ずれまくっていましたね(笑)いつものことですが(笑)
その「ソーイングビー」でも、今回のお題が「端切れを使って洋服を作る」でした。
もっともその前にも、「捨てられたテントの生地を使って犬のレインコートを作る」というお題もありました。
今、そしてこれからの世の中で、
しっかり取り組んでいかなければならない問題であると同時に、
眉間にしわを寄せて義務的にやるのではなく、
創造性や芸術性、ユーモアを発揮して楽しく美しく、
たくさんの人が「これならやってみたい」と思えるようなやり方を作り出していく、
というのはとても大切なことだと思います。

端切れを使ったお題、二つあって、
①「数着分の古着をほどいて、既定の型紙に合わせて作る」というものと、
②「今回のコンテストの課題作成のためにこれまでに出た端切れを使って自由に作る」というものがありました。
(さらに今週は古いカーテンを使ってワンピースを作っていました。ジュリエットのレースカーテン使ったワンピースがすっごく素敵!!!私はジュリエット激推しです(笑))

①ももちろん大切なのですが、私は②がとても興味深かったです。
審査員も話していましたが、ホームソーイングでは布地の30%が端切れとして捨てられる、と。そういったロスに取り組んでいくためのお題とのことです。

私が前回の記事で書いていたのも、この点です。
ホームソーイングに限ったことではありませんが。

私が自分で編み物をしていく中で、半端糸や中古糸っていうのが、結構出る。
で、編み物学校のクラスメイトと話していても、微妙な量の毛糸が大量にある。
セーター着分とか、高級糸とかは、ネットの中古サイトで売りやすいのですが、
それに満たないような半端糸や、編んだものをほどいたような糸。
学校に通い始めた当時、私はゆくゆくはニットカフェみたいなものをやって、
そういう半端糸とか中古糸を店内に集めて、みんなで使える仕組みを作りたいなぁ、と
考えていました。
編みこみ模様に使ったりとか、家用靴下編んだりとか、小物作ったりとか、
半端品は半端品で使い道はあるので。
この毛糸の半端品を使って素敵なことをしているのが、
岩切恵美先生の『ちょっとかぎ針編み』(雄鶏社、2005.9)という本。
残念ながら絶版のようですが、作家さんならではの「家に半端糸山ほどあるんだろうなぁ~」と思わせる、いろんな毛糸をちょこちょこ使った素敵なグッズがたくさん。
(あと意外と必要になるのが棒針の編み始めに必要な、別鎖の作り目用の糸。新品を使うのがもったいないので、処分直前の糸が最適だが、本体と同系統の色が必要。本体と同じ糸だとやりにくい(笑))

さらに前回の記事では、裁縫でもそれに当たるものあるよね~と思い至ったわけです。

ちなみに食品では「フードサルベージ」という団体がやっている「サルベージパーティ(サルパ)」というおもしろいイベントがあります。(コロナ禍で今はやっていないかも)
自分の家にある賞味期限が切れそうな食材を持ち寄って、それを使ってみんなで料理してみんなで食べよう!というもの。
なんでも工夫次第で楽しく素敵にできるものだなぁと思います。

で、これ、一つポイントがあって。
サルパでもそうだし、ソーイングビーの今回のお題でもそうなんですが、
「自分が持っているもの」だけでなんかしようとすると「材料として足りない」んです。
「みんなが持っている不用品をミックスして選べる場」が必要。
私がニットカフェ的なところに半端品を集めて自由に使えるようにしたい、と考えたのもそれが理由です。


で、話としてもう少し大きくしちゃうと、
(私個人ができるできないは置いておいて、)
なんかネットでいろんな不用品や廃棄物の情報を共有して、
みんなで使える仕組みを作れないかなぁと思っています。

「ポツンと一軒家」という番組で以前見たのですが、
山奥の一軒家でほぼ自給自足をしているご家族が、
お子さんの学校通いに必要な現金収入を得るために、
鶏を飼って卵を販売している、というものがありました。
そのエサがすごい。
場所が四国だかなんだかうどん屋さんがたくさんあるそうで、
そのうどん屋さんが出汁を取ったあとの鰹節(普通にゴミ袋にいれて廃棄するやつ)、
米ぬか、養殖ホタテの貝殻、ほかにもなんかあったかもしれませんが、
そういった「廃棄物」にあたるものを集めて、調合してエサにしている。
この作業やっているのがなかなかイケメンのお父さんなんですが、
「全部ネットで調べた」とか言って、特に企業秘密にもせず、
テレビの取材に対して材料や作り方を淡々と説明してくれていました。
「今ってそういう時代なんだなぁ」と感動しました。
で、このお父さんが卵を街へ売りに行き、その帰りにうどん屋さんで鰹節のダシガラをもらってくる、みたいな合理的運営。
うどん屋さんだって廃棄物減れば助かるし。
卵を売る先も、保育園とかこだわりのイタリアンレストランとか、
安全性と美味しさを重視するところばかり。
山奥の一軒家で敷地に困らないので、鶏舎も、風通しが良く日の光も入る平飼い。
なんか、健康とか、エコロジーとか、人間と家畜の倫理的な在り方とか、
総コンプリートで感動しました。
海外から穀物飼料を仕入れなくても、国内の廃棄物混ぜ合わせてエサになっちゃうんですよ。
さらには混ぜ合わせるのに、コンクリートミキサーの中古品使っていました(笑)
(エサにするには少し寝かせて発酵させる過程が必要なようです。)

なんか、こういう知恵を集めたサイトを作れないかなぁと思うのです。
で、それぞれのところで「こういう廃棄物か出るよ~」みたいなデータベースがあって、
必要な人が取引できる、みたいなもの。
自分のところで出る「廃棄物」が、何の役に立つかはわからないと思うんですよ。
でも、「こういうものがあれば、こういうことができるのに」と思っている人もいる。
だから、とりあえず「うちではこういう廃棄物が出ます・あります」というデータが集まる場所を用意する。
そして「ポツンと一軒家」の鶏のエサのように、ネットで調べたら作り方載ってた、みたいな知恵の集積があれば、その知恵を使って何かできる人が増える。

以前、Brut Japan のツイッター動画でも、おもしろい例がありました。
フランスでは寿司ブームによって鮭の皮が大量に廃棄されるようになったそうですが、
その鮭の皮を薬品処理して、ワニ革や蛇革など爬虫類の皮の代用品として使う取り組みをしている企業があるとのこと。
この技術自体は、北欧にもともとあったものだそうで(確か)、
この技術を用いることで、革製品のために爬虫類を殺すことを減らし、廃棄物も減らすことができるという一石二鳥の取り組み。
頭の良い人というのは、こういうことを考えて実行する人だなぁといたく感動しました。
(一方で、「鮭は皮が一番美味しいのに~!!!」という、日本人による悲鳴みたいなコメントがたくさんついていたのが最高におかしかった。戦国武将がどれほど鮭の皮を愛好したかとか、そんなことするくらいならその皮を日本に輸出してくれとか、すごいことになっていた(笑))
ちなみにこの魚の皮を加工して衣類に用いる技術の伝統は、アイヌ民族も持っているとのことです。
また日本国内でも、魚の皮を加工して財布とか皮革小物を作っている企業もあるそうです。

あと、「鉄腕ダッシュ」の「ゼロ円食堂」で、廃棄される食材集めて回っていましたが、
あれも「え、こんなに捨ててたの?」とショックを受けました。
規格外の野菜とか、魚の大きな切り身が取れないしっぽの方とか、賞味期限切れが近づいた食品とか、「いやそれ全然食べられるし!!!」みたいなの。
そこの流通経路だと売り物にならないという類のもの。
魚のしっぽの方とか、切り身として売れないだけで、身をこそげ落としてふりかけとか作れるよ~!!!と思ったけど、そこの加工場や流通経路では扱えない、というもの。

あと、私が料理学校通っていた時に、
「フュメ・ド・ポワソン」という魚の洋風出汁も習いましたが、
こういう魚介の加工場から出る魚のアラでフュメドポワソン作って冷凍販売とか、
フュメドポワソン使った美味しい料理の作り方講座とか、やりたいなぁと思ったりします。
同じく鶏ガラや牛や豚のガラ使った洋風出汁も、玉葱や人参などの野菜と長時間煮込んで作りますが、その野菜類も、スーパーで売っているような丸々と太った美しい野菜使うのは
もったいなすぎるのね。私が貧乏だからかもしれないけど。
もう本当に規格外のクズ野菜が最適なんですよ。大きさなんかどうだっていいし、傷んだところだけ取り除けばいいんだから。

で、こういったことって、私一人で全部やろうとしてもできない(笑)
だから、どこで何の廃棄物が出るというリアルデータと、こういう使い方ができるという知恵の集積を作って、できる人、やりたい人が、それぞれアクセスして使えるようにしたい。
移動や配送が大変な遠方のものは使えないけど、近場のものだったら車で取に行ける、とか、その人それぞれの事情に合わせて使ってもらえるような仕組み。

ネットの中古サイトなんかは、一部そういう役割果たしている部分もありますが、
さすがに「鰹節のダシガラ」とかは出品されていないと思うし。

おもしろいのはメルカリで「トイレットペーパーの芯」が、「工作の材料用」としてたくさん出品されていること。
たまたまトイレットペーパーの芯が何かで脚光を浴びたんだろうなぁと思ったけど、
ほかのいろいろなものについても、いろんな使い道があるのだろうと思います。

私はコロナ禍以前は、洗面台やお風呂場周りの髪の毛を捨てる時に、何も考えずにティッシュペーパーにくるんで捨てていました(私の髪は剛毛のくせ毛なので、そのまま捨てるとゴミ箱周りが大変なことになります(笑))。
が、コロナ禍でトイレットペーパーなど紙類が店頭から消えた時(オイルショック時からの日本の悪しき伝統が海外にまで輸出されてしまいました)、「貴重なティッシュがもったいない」というのに加えて「あれ、私今まですごく無駄なことしていた?」と気が付きました。
それ以降、「包んで捨てる」目的の時は、新聞チラシを適当なサイズに切ってストックしておいて使うようになりました。爪を切った時とかもそういう風にしています。

あと、梱包用のクッション材も、本来は古新聞が最適なんだけどなぁと常々思います。
通販の配送も、プチプチか無地の紙をくしゃっと丸めたものとか使っているし、
BOOKOFFとかホームセンターとかで食器などの梱包用にも新品のクッション紙が用意されていて、まぁきれいだけど、エコではないよな、と思います。

私のネットショップでももう少し売れるようになってきたら、「エコロジー包装」みたいなオプションを選べるようにして、クッション材を新聞紙にするとか、再利用段ボールを使うとか選べるようにしようと思ったりしています(私の作る商品はイメージ重視の高額商品でもあるので、そういうのを嫌がる方もいるかなぁと思ったりしているのですが)。

逆に、通販で梱包材に使われていた無地の紙をきれいにしてとっておいて、裁縫用の型紙とかに使ったりしています(笑)
サザエさんの漫画では、サザエさんは新聞紙で型紙作ったりしています。
裁縫作家さんはともかく、ホームソーイングでは再利用品でいいんじゃね?と思ったりします。

ただ、こういう新聞チラシだの古新聞だの、梱包材の紙とか、
あるところにはあるけど、ないところにはない。
私も一人暮らしの時は新聞取っていませんでした。
「いらない人」と「使いたい人」の間をうまくつなげられたら、
私たちの社会はもう少し生きやすくて、もう少し優しい社会になるんじゃないかなと思っています。